
・テレビ発言
【放送日時】
2016/04/15
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
ダウンタウンなうSP
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
坂上忍(48)、松本人志(52・ダウンタウン)、三遊亭円楽(60)
【発言内容】
(放送開始から23分後)
立川談志(享年77歳)、先代の三遊亭圓楽(5代目、享年76歳)とは江戸落語四天王と言われ、『笑点(日本テレビ系)』も談志が圓楽に『寄席でやっている大喜利をテレビでやらないか』と誘ったことがきっかけと言われている
坂上「談志さんとかってどんな方だったんですか?」
松本「そう、どうだったんですか?」
三遊亭「素敵だね。すごい素敵。あのね、好き嫌いは皆さんがテレビで見たり、言動を見てて嫌いだって言う人多いけども。本当に落語が好きで、落語を愛して。『落語は舐められちゃいけない、落語こそイリュージョンだ』っていう表現をしてたけど」
松本「へー」
三遊亭「すごい素敵な人だった。かわいがってもらえたし。うん、大好きだったな。俺、自分の師匠のお葬式の後、行ったのよ、電話かけて。
『師匠、行っていいですか?談志師匠』、『なんで来るんだ?』って言うから『いや、時代を埋めに行きたい』って。寂しくてしょうがなかったの。
だってほら、世話になった師匠、それで自分の親である師匠までいなくなっちゃったじゃない。ね?だからかわいがってもらった…先輩にかわいがってもらってここまで来たんだから、そこを埋めないとしょうがないなって、談志師匠のとこ行ったの。
そしたら談志師匠がね、『圓楽はいろんなもの背負いすぎたな』って言ってくれてね。『疲れたろうな』って。それは言ったんだけど、談志師匠は亡くなるまで、うちの師匠のことをコメントしなかった。このすごさは、俺大好きなの。
例えばさ、浜ちゃんと松ちゃんがさ、本当に世話になって好きな人、あるいはライバルであってさ、想いがいっぱいあってさ、テレビ出て一言じゃ言えないでしょ?テレビのわずかなインタビューで使われるのが、15秒、20秒。そんなところで喋りたい?いくらでも思い出はあるしさ、だから談志師匠、うちの師匠のこと全然触れなかった」
坂上「へー」
三遊亭「その代わり、俺がその半年後に襲名するわけじゃない。そうすると、体の具合が悪かったんだ、もう。でも、推して出て。俺の口上に(立川)志の輔(62)外して、来ないはずの談志師匠が来て、『お前出るな、俺が出るんだ』っつって。新橋演舞場の6代目円楽襲名披露に並んでくれて。
そんで、パーティーをやったら、パーティーも来てくれて。つまりね、先代にね
『圓楽、ちゃんと俺はやってるぞ、お前の弟子のこと』っていうね。俺はこれで参っちゃった。それでいて、うちの師匠のことは一切死んだ時言わなかったのよ。それぐらい素敵な人よ。なんか言葉で繋ぐんじゃなくて、気持ちで持って、『弟子のことやってやってるぞ』っていうメッセージを俺を通じて送ってるんだよね。すげーなと思った、うん」
(放送開始から26分後まで)