
【放送日時】
2016/05/10
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
人気者から学べ そこホメ!?
【カテゴリ】
発言
【発言者】
上田晋也(くりぃむしちゅー・46)、有田哲平(くりぃむしちゅー・45)、滝沢カレン(24)、金田一秀穂(言語学者・63)、トシ(タカアンドトシ・39)、柳原可奈子(30)、青山テルマ(28)
【発言内容】
(番組開始から16分後)
上田「さぁそれではね、そこで当番組が発見した、滝沢カレンさんのそこホメ、参りましょう、こちらです」
滝沢カレンの日本語の面白さについて、言語学者の金田一秀穂氏に相談するVTR。金田一氏が滝沢カレンの出演した番組のVTRを見て、”そこホメ”なところを探す。
金田一「ちょっとここなんか、いいかな~と思ったんですが」
金田一氏がVTRを止める。
金田一「はい、ここです!」
『実は滝沢カレンの変な日本語はオリジナルの敬語だった』ということが判明。金田一氏が説明する。金田一氏が止めたVTRでは滝沢が「すごいスタイルがよろしいじゃないですかぁ」と他人にはもちろん、自分にも敬語を使っている様子が流れる。
金田一「敬語をいっぱい使おうとしてるわけですね。とても謙虚な態度といいますかね、その辺が現れてるんだと思います」
金田一「親しみやすくなる。そしてこう、愛らしい気持ちになる。それは、えー彼女の魅力だし、この使い方の魅力だろうと思います」
次のVTRでは滝沢が「炭水化物などが入られていられているんで」と話す。
(ワイプ)
上田「炭水化物に敬語?!」
金田一「敬語の秘密っていうのはそれをきちっと使いこなすことではないんです。そうじゃなくて敬語を使う、その心があるかどうか。で、彼女にはその心がある、ということです」
(ワイプ)
上田「心。あ、なるほどね~」
謙虚さから生まれた変な敬語は好感度を上げ、親しみやすくしている「日本語は少し変だがすべてを敬う優しい気持ち」をホメるというまとめでVTR終了。
スタジオ一同「なるほど~!」
上田「そういうことだよね!その謙虚な気持ちをホメさせていただきましたけどいかがですかそこ褒められて?」
滝沢「すごい嬉しいです。あの結構それ、私も敬語が使いたがっちゃうんで、すぐ。敬語って一番いい言葉。それはおばあちゃんからの教えなんです。ですからそれを伝えるっていうものがもし日本人とかに伝わったら嬉しいなっていうか」
上田「うん。あの〜言葉はほとんど伝わってないんですよ。言葉はね。だけどそのなんだろうね、謙虚な心を」
有田「心をホメられているっていうのはあれすごいね。間違ってても心があるんだっていうね」
トシ「言おうとしてるっていう」
上田「さすが金田一先生、なるほどと」
トシ「さすがでございます。でもそもそもなぜそういう言葉遣いになってしまったんですか?」
滝沢「あの~私は一時期そういう学校に行ってたんで」
トシ「そういう学校?」
上田「どういう学校?」
上田「廃校にしろそういう学校!誰が通うかそんな学校!」
滝沢「なんか早口言葉とか~、あの~尊敬語、敬語、ジョン…」
上田「ジョン!?尊敬語、敬語、ジョン!?」
滝沢「なんかジョンケイ語とか~」
上田「謙譲語とかね…ジョンケイ語!」
滝沢「なんか間違った言葉遣いを教えてくれるところがあって~。そこでなんかいろいろ経験積んだら、いつの間にかこうなっちゃって。だからもうごちゃごちゃになっちゃったんですよ頭に詰め込みすぎて。なんか、『そうでございます』、『そうです』、『そうじゃない』、『そうだろう』」
上田「いやいや、違うから。そんな四段活用ない!」
トシ「敬語で始まったのかと思ったら全然違う、否定しちゃったよ。『そうじゃない』って!なんだよそれ」
上田「な、何学校ですか?」
滝沢「アナウンサーさんを育てるみたいな学校です」
上田「アナウンサー学院みたいな?で、そんな変な言葉を教えられたの?そんなわけないと思うよ。そしたらごちゃごちゃになっちゃったの?」
滝沢「それを使いまくってたら、いつしか、こういう…なんかもうよく分かんないからもうとりあえず伝えようと思って。伝える事をい、意義、意義してます」
上田「一義にね、考えて」
滝沢「はい」
上田「ほう、ごめん、じゃあ北村(晴男、60)弁護士(に向かって)ほら、ちょっと今お話してみてくれる?敬語を使って」
滝沢「敬語を使って。はい。…初めまして」
北村「はじめまして」
滝沢「えっと、どこら…どちらから来られたんですか?」
北村「えっと、いや、あの赤坂から来ました」
滝沢「スゴイです…あ、じゃああの…」
上田「スゴイ?!いや別にスゴくない!さほどの距離じゃない!」
トシ「誰でも来れますけど」
上田「頑張ればチャリで来れる!」
滝沢「そういう事なら」
上田「どういう事だよ?どういう事だよ?」
北村「都内から来るくらいならってことですか?」
滝沢「そのくらいの事なんだったら、どこで…」
上田「結局バカにしてんのかい!」
北村「その程度の事?そんな言われた事なかったよ」
滝沢「赤坂じゃないですか。そういう事なんだったら、もしご飯を食べられる時には、あの、どのような角度で食べてますか?」
一同爆笑。
北村「(ご飯を食べるそぶり)こ、こんな感じの角度で」
滝沢「そうですよね」
上田「スゴイな」
有田「でも逆にさ、そのなんかホラ、うめーとか。ねみーとか、そういうちょっと、うぜーとか、汚い言葉も使わないの?全然」
滝沢「え、もう超使ってますかんね、あのー…」
有田「私今超使ってますかんね、って言ってたの今」
柳原「有田さんの事敬ってる?ちゃんと」
有田「心が急に無くなったじゃんよ」
柳原「なんか急だったよね、雑だった」
滝沢「私、10歳から16歳ぐらいまでが、もうかなりの、もう莫大な…」
上田「莫大?」
滝沢「あの、親にはまか、親にはまかう時期ってある…はむかう時期ってあるじゃないですか」
上田「反抗期?」
滝沢「それが結構長かったんですよ私。もう全部が暴言、全部が暴言みたいな」
上田「どんな事言ってたの?」
滝沢「こんちくしょうとか」
トシ「くやしいみたいな」
有田「こんちくしょう?…古いねずいぶん」
上田「悪くないけどね。青山さん歌詞に入れてみたら?この滝沢さんが使ってるような」
有田「個性的な詩になるかもね」
青山「えー嫌です」
一同爆笑。
有田「今までの曲のを、滝沢バージョンって言って、この人の言葉遣いに変えて歌ったらウケるかもよ」
上田「ウケるウケる」
青山「え、嫌です。汚されたくないです」
上田「あ、あなたのお仕事ウケなくて良いのか」
青山「ウケなくて大丈夫です、全然」
上田「そっか〜。でももう、ごめんね、別に直す気とかもないんでしょ?」
滝沢「直す気…なんか楽しいですよね、みんながそれで、テレビに出るようになってから笑ってくれるようになって、あ、これで良いんだ!って思ったんですよ」
(放送開始から24分後)