
【放送日時】
2015/11/8
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
ワイドナショー
【カテゴリ】
発言 失言
【発言者】
松本人志(52)、東野幸治(48)、紀里谷和明(47)、古市憲寿(30)、秋元優里(32)
【発言内容】
11月8日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で今、日本の若手俳優達のハリウッド進出が相次いでいるというニュースの中で、松本人志(52)がハリウッド映画界について独自の考えを述べた。
(放送開始から約14分45秒後)
今、日本の若手俳優たちのハリウッド進出が相次いでいる中、ハリウッドで成功した渡辺謙、真田広之に続けるか?注目が集まっている。
東野「さぁ紀里谷さんはどうなんですか?これから日本人の俳優はどんどんハリウッドとか世界の映画に出ていく可能性は充分考えられる?」
紀里谷「もう充分ですよね、今ハリウッドで僕もやってますけれども、とにかく日本を題材にした企画がホントに多いんですよ、脚本もいっぱいあります、日本人が出て来る役の」
紀里谷「しかしながらやっぱり英語を喋れる俳優さんがいないっていう理由で企画がなくなったりとかですね、ホント多いんですよ、だから僕いっつも言ってるのが、とにかく俳優の方々は英語を勉強してくださいって、もう何年も言い続けてる」
紀里谷「そうしたらいくらでもチャンスがあるっていうのは言い続けてるんですね、だから自然な成り行きだと思いますけどね」
東野「当たり前の事であると。どうなんですか?日本の映画の現場と海外のアメリカ、ハリウッドの現場って全然違うんですか?」
紀里谷「いやまぁ、いろんな契約事とかですね、そういうのは違うし、食事がすごく豪華だったりとかそういうのありますけど、基本はおんなじですよ、カメラがあって俳優がいて、よーいアクションで始まって終わるっていう」
秋元「どっちがやりやすいとかありますか?」
紀里谷「いやまぁどっちでもね、いいと思いますよ。あんまり言うとまた嫌われちゃうからね」
松本「アハハハハッ!もういいじゃないですか嫌われたって」
東野「日本人は仕事が緩くなったっと発言しましたよね?」
紀里谷「(笑)いやいやいやいやいや…」
東野「(紀里谷の発言)海外スタッフは熱量というか、詰める感じが非常に高いプロの集団、ありとあらゆるディテールにこだわってる」
東野「日本で仕事をしてるとすごく緩いなと思うし、中途半端な事が多い。以前はそんな事感じなかったなぁこの10年ぐらいですかね、って言ったら全員から袋だたきに遭いました」
(一同笑い)
古市「じゃあ僕もちょっと嫌われるような事言ってもいいですか?それって、紀里谷さんの周りにいる人が一流じゃなくなったってだけじゃないんですか?」
紀里谷「いや一流じゃないとか一流とか二流とか僕はどうでもいいんですよ。単純に何事もそうですけれども、やってる事最後まで詰めるのか詰めないのかっていう事が極めて重要だと思うんですよ、何事も」
紀里谷「しかしながら往々にしてですよ、全てじゃないです、往々にして和をとるっていう風潮があるような気がするんです」
東野「日本は?」
紀里谷「うん」
松本「最終的には」
東野「こっちを立ててこっちも立てて、うまい事落としどころと言うか」
紀里谷「作品としてはこうなければいけないんだけれども、あんまり言っちゃうと場の雰囲気が悪くなっちゃうからとか、相手がね、傷ついちゃうから言わないとかですね」
紀里谷「そうじゃなくていいんじゃないですか、って言ってるだけの話」
東野「でも古市さん的にはどうなんですか?そんな事ないと、別に海外だろうが日本だろうがっていう」
古市「何か日本って海外で活躍する日本人のニュース大好き過ぎませんか?スポーツにしてもこういうエンタメにしても」
古市「別にそれ自体は素晴らしい事なんだけれども、そんな大騒ぎする事なのかなとも思うんですよね」
紀里谷「でもそこまで大騒ぎしてないじゃないですか、今。一時期に比べて」
東野「ご本人は何か海外で仕事をしたいとか」
古市「いや特にないです、だって日本ってぬるま湯で居心地がいいじゃないですか。日本はぬるま湯で居心地がいいから、なかなか海外で勝負しようとはあんまり思わないですね」
古市「だから紀里谷さんすごい尊敬してますよ、僕」
紀里谷「ありがとうございます!」
松本「アハハハハツ(笑)」
東野「紀里谷さん、これ嘘です、日本の」
(一同笑い)
紀里谷「こういう事ですね!?」
東野「こういう事ですよ!本気にしたでしょ?」
紀里谷「本気にしちゃった、今(笑)」
東野「嘘ですよ!」
松本「”おもてなし” に続く ”うそ” っていうやつやね。カワイイ ”うそ” っていう、日本の」
(一同笑い)
東野「どうなんですか?松本さん」
松本「そうですね、でも僕やっぱハリウッドって、何かテレビで言うところのゴールデンタイムの一番人気のあるテレビ局の番組作りに似ててね」
松本「たくさんの人に見てもらって、視聴率も上げて、満足度もそこそこ稼がないといけないっていう、そういうもんでしょ?う~ん、僕はちょっと苦手かな」
松本「だったら僕はもう、テレビ埼玉でいいかな」
東野「ハハハハハッ!(笑)日本の映画をテレビ埼玉にするなら」
松本「何て言うのかな、ホントにマニアックな…そんなに小劇場みたいなとこでやる方が僕にはどうやら向いてるような気がする」
秋元「好きなように出来なくなるっていう事なんですか?」
松本「どうなんでしょうね、だからいろんな人に見てもらいたいっていう気持ちは、う~ん…言い方悪いけど…レベルをちょっと下げないといけない部分ってやっぱりあって」
東野「どうなんですか?笑いのレベルって紀里谷監督は日本の笑いのレベルと海外のレベルってどう特徴があるのか」
紀里谷「そこまで僕は分かんないですけれども、アメリカの場合はもっと、落語的ですよね。何かストーリーがあってオチがついてるっていうのがあって、日本的なギャグとかっていうのは、あんまりないってのはありますよね」
紀里谷「それは全く別物だから、比べる事もないと思うんですけれども」
東野「全く違いますからね」
紀里谷「ただそれも分かんないんですよ、トライしてみないと。だから今まで例えばお寿司だって最初誰も食べなかった物が、こんなに広がるなんて誰も思ってないワケで」
東野「カリフォルニアロールで間取って、一応それで何となく雰囲気分かってもらってから後から江戸前いくっていう」
紀里谷「一気に広がっちゃうんで、分かんないんですよねこればっかりは」
松本「僕はカリフォルニアロールを作れないもの」
東野「なるほどね」
紀里谷「そうですよね、しかしそれが松本さんのお笑いっていうのが、いきなり世界標準になる可能性もあるんですよね」
東野「勝手に海外の松本ファンがYouTube上げたり、友達に見せたっていうのが始まりでっていうのも充分考えられる」
紀里谷「全然、今起こってるワケじゃないですか、映画でもそういう風に評価されてるだろうしね」
(放送開始から約20分30秒後まで)