
・テレビ発言
【放送日時】
2016/02/21
【TV局】
日本テレビ系
【番組】
おしゃれイズム
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
T 高畑裕太(22)、U 上田晋也(45)、T 高畑淳子(61)
【発言内容】
(放送開始から7分後)
高畑裕太が役者を目指したきっかけとは?
裕太「高校までずっと野球をやってたんですけど、でも何も野球も別にそんな上手くなかったし、そんなに好きでもなかったから」
『1番バッターキャッチャーで活躍』とのテロップが当時の写真とともに出る
上田「あ、そう」
裕太「そうそうそう。何やろうかなって、大学行くにしろ何やりたいか決めなきゃいけないし。で、それででもやっぱり思いつくのは俳優しかなくて」
上田「なるほど」
裕太「その時しかも2世タレントめっちゃ流行ったんですよ。だから『この波に乗れば俺は将来食えていけるんじゃないか』」
上田「やらしいな!」
裕太「それで、俳優やろうと。俳優やるからには1回お母さんの舞台真剣に見といてやろうみたいな。母親が当時やってた『欲望という名の電車(劇団青年座・2011年)』っていう芝居があるんですけど、それをなんかすげえ集中して観てたんですよ。すげえ集中して観たら今まで全然目そむけてきた部分がめっちゃ入ってきてウワッて。俺、こんなものを今まで見逃してたのかって、すげえ面白いなって思って」
上田「お母さんすげえなって思ったんだ?」
裕太「その時思いました、初めて」
上田「おーおー。逆にお母さんからご覧になって最近の裕太君のお芝居はいかがですか?」
淳子「あの、朝ドラの『まれ(NHK・2015年放送)』っていうのは彼にとても合った役をいただけたと思います。セリフ術はとてもまだまだ弱いところはあると思うし」
上田「そうなんですか」
淳子「口跡がちょっとまだ弱いところがあるんですけど、表情とかなんとも言えない、うーん何て言うんですかね…気持ちがあふれる顔とか、あと何よりも何もないんだから心だけは耕してやったらって言うと、その心が動いてる感じがするので、あの…素晴らしいと思う時が…(照れる)」
上田「いやいや、いいじゃないですか!特に一番好きな作品なんてございます?」
淳子「あるんですよ!(上田の発言に被せて)それは今でもあの…」
上田「すげえ興奮してらっしゃるわ」
淳子「『まれ』も好きだったんですけど、NHKの野球部のドラマなんですけど、『あっこと僕らがいた夏』」
裕太「『あっこと僕らが生きた夏(2012年)』」
淳子「それだ、それだ。そこで野球部員の役で、あっこさんが最後病気になっちゃって、病院にいるあっこさんに向かって野球部員全員がバスに乗って『あっこ、頑張れ!』っていうシーンがあるんですけど、その時の顔が『あっこ、頑張れ!』ってこんなになって(はしゃいで)…もう本当なんて言うんですか。こんなにいい芝居ばできる人はなんて素晴らしい、どこに写ってるかも分かんない、画面のこんなにちっちゃいところなのに、病気のあっこに向かってあの…精一杯の応援をしている…」
上田「おい、泣き始めたぞ!」
淳子「もう、すごい芝居がもう…本当によくって。もうずっとおじいちゃんになってもこの精神であの…何て言うの、変に上手にならないで、そういう俳優さんに、心を届ける俳優さんになってほしい」
上田「なるほど、とりあえず一旦安静にしましょうか、ね?」
淳子「もう私の中のアカデミー賞」
上田「もうそこが大好きなんですね?お母さんは」
(放送開始から10分後まで)