
【放送日】
2016/02/27
【TV局】
TBS系
【番組】
有吉ジャポン
【カテゴリ】
バラエティー
【発言者】
T 徳井健太(平成ノブシコブシ、35)
【発言内容】
(放送開始から11分後)
視聴者の皆さんから続々と送られてくる依頼を、お金をかけずに時間をかけて全力調査するこの企画。
今回の依頼は・・・
『いまは亡き母が好きだった謎のお菓子を調べてほしいです。
わたしの母は9年前に他界しましたが、私が幼いころから常に、母が子供の頃に好きだったお菓子の話を聞いていました』
これまでに比べると、ちょっと重ための依頼。少々尻込みしていたのだが・・・
徳井「これ難しいんですか?」
徳井調査員の頼もしい一言で・・・調査開始!
徳井「はい、どーも!」
依頼女性「はじめまして」
こちらが依頼者の更谷裕香さん(29)
依頼女性「(そのお菓子を)食べさせてあげたかったのもありますけど、今は見つけてお供え物に出来たらなと・・・」
(中略)
生前のお母さんから聞いた手がかりは・・・
依頼女性「情報だけなんですけど・・・ピンク色で丸くてお砂糖みたいなもの。食べるとフワっと溶ける」
お菓子の名前も分からず4つの特徴だけが手がかり。果たして発見することはできるのか?
とりあえずお母さんが幼少期を過ごした千葉県成田市へ。
依頼女性「これかな?(母の実家は)駐車場になってるので」
徳井「そうか(実家は)ないんだ・・・」
今は駐車場になっているこの場所で、お母さんの実家はクリーニング店を営んでいたという。
徳井「ちょっと(近所の人に)聞いてみますか、じゃあ。いるかなぁ~人。撮影許可が本当に憂鬱なんだよな・・・。
すみません、こんにちは。今あのー『有吉ジャポン』という番組なんですけど、クリーニング屋さんやってたんだっけ?」
女性「あっそこのね。ノブちゃん(祖母)の?」
依頼女性「そうです!」
女性「お孫さんなの?」
依頼女性「そうです」
幼い頃のお母さんを知っているというイヤーウォーマーばあちゃんに聞くと・・・
徳井「(裕香さんの)お母さんの思い出のお菓子を探してるんですけど・・・」
女性「私の思い出?私はね」
徳井「私のじゃない!」
依頼女性「私の母が子供の頃に食べていたお菓子。ピンク色で丸くて・・・」
女性「口の中に入れると溶けて、なんかそういうの」
依頼女性「そう!」
徳井「食べた事はないですか?」
女性「私はないなぁ~。(お母さんの)同級生は誰だろうか?」
依頼女性「同級生ね・・・」
徳井「なるほど!」
そこで、お母さんと同級生という、お花屋さんのご主人に話を聞くと・・・
男性「小学校・中学校が一緒」
徳井「へぇ~」
男性「すぐそこが小学校でその脇に駄菓子屋さんがある。(当時は)3軒駄菓子屋さんがあった。今はせきさんしか残ってないけど。そこはよく行ってた」
有力情報をゲットし向かってみると・・・
お母さんが通っていたという駄菓子屋さん。創業70年以上。今でも子供たちに愛され続けている。
ちなみに普通、芸能人が駄菓子屋さんに来ると・・・
パニックになるはずだが・・・なぜか徳井調査員の場合すんなりロケができた。
徳井「お母さんが小さい頃食べてたお菓子を娘さんが今探していて」
依頼女性「丸くて薄いピンク色で口の中でフワっとすぐ溶けちゃうような」
果たしてこの駄菓子屋さんで売っていたのか?
店員女性「うちの店は(売って)なかったかも・・・」
すでにロケ開始から6時間以上が経過していたがここにきて、振り出しに戻ってしまった。2人ともこの表情。すると・・・
徳井調査員が言い放った一言で事態は急変。
徳井「俺が嫁と昔デートに行った事があってさ、日暮里あるでしょ?あそこ(駄菓子の)問屋街ってのがあって、箱ごと買えたのよ、駄菓子を!」
わずかな希望を胸に徳井調査員が嫁とデートをした日暮里へ。
徳井「うーん、どっちだったっけな?こんな昔はねタワーマンションとか無かったのよ」
依頼女性「そうなんですか?」
一体、駄菓子問屋はどこにあるのか?
徳井「駄菓子問屋ってどっちの方に?」
(通行人に聞く)
通行人「駄菓子問屋は今ないでしょ。なくなっちゃった」
徳井「なくなっちゃいました?」
実はかつて100軒以上あった駄菓子問屋は再開発により、その殆どが立ち退いていたのだ。しかしかろうじて1軒だけ残っていることが判明。それがこちらのタワーマンションの2階にある、大屋商店。事情を説明し、駄菓子に詳しいオーナーさんに聞いてもらえることに!
店員女性「売ってた?(電話で聞いている)」
依頼女性「えー?」
徳井「すごい!」
店員女性「ちょっと代わる(電話)」
依頼女性「はじめまして。すみません、お忙しいところ。私の母が子供の頃に食べていた・・・」
電話口オーナー「うん、あれはね袋に入っていたと思ったな、ビニールの」
依頼女性「それって薄いピンクで丸いやつですか?」
オーナー「そうそうそう」
依頼女性「じゃあそれだ、きっと!」
電話口オーナーの話では50年以上前にこの店で売っていたという。しかし・・・
依頼女性「お菓子の名前とかって分からないですよね?」
電話口オーナー「忘れちゃった」
母親が子供のころに食べていた幻のお菓子を探して8時間。
結局見つからないままロケ終了。
しかし後日、諦めきれないスタッフが再調査したところ、まさかの逆転劇が!
せっかくロケに協力してくれた依頼者の為に我々は専門家に相談し、謎のお菓子を再現。
その味を知る唯一の生き証人である大屋商店のオーナーに食べて頂き1番近いものを依頼者へ届ける作戦に。
そこでいくつかの試作品を持って訪ねると・・・
スタッフ「おはようございます」
オーナー「はい、おはようございます」
こちらがオーナーの大屋さん夫妻。駄菓子を売って60年以上の大ベテラン。早速食べて頂くと・・・まさかの言葉が!
オーナー「あのね、思い出した。『まゆだま』」
なんと記憶が蘇ったのです。
おばあちゃん(オーナー)の記憶によると『まゆだま』という名で売られていたものだと言う。
現在でも同様のものが販売されていたので、依頼者である祐香さんのもとへ・・・
依頼女性「えー!なんですか、これ?すごーい!ピンク!
いただきます。・・・うん、溶けてくる」
スタッフ「どうですかお味は?」
依頼女性「甘い!ありがとうございます」
この後祐香さんは亡きお母さんにこのお菓子の事を報告したそうです。
(放送開始から22分後まで)