
今、高橋ジョージとの離婚係争中の三船美佳が、7月7日放送の、『さんま御殿』(日テレ系)に出演した。冒頭、裁判の事を聞かれると、係争中である為、余り詳しく話せない様子で遠慮がちに「もう少々お待ちください」と笑顔で答えた。さんまに「裁判大変?」と聞かれると「大丈夫です!」と明るく頷いた。
美佳というと、父親は『世界のミフネ』と呼ばれていた三船敏郎。世間的には、寡黙な印象のある三船敏郎だが、意外な父親像が、娘によって明かされた。
美佳は東京生まれで、学校は横浜だったのだが、「電車通学がしたい」と言うと「どこの馬のクソ(正式には馬の骨)が寄ってくるか分からないから車で送迎する」と言われたそう。
最初は、母が送ってくれてたそうなのだが、ある日、母の体調が悪くなり、三船敏郎が送っていく事になった。「行くぞ!」と父が乗ってきた車はロールスロイス。
しかし、美佳は、ロールスロイスを普通の車と思っていたので、それで送ってもらう事に。しかし、学校に着くと、観音開きに開いた校門の幅より、ロールスロイスの方が大きかったらしく、級友達の注目を集めて、凄く恥ずかしかったとか。そこで初めて、自分の家は特別なんだと気づいたという。
また、誕生会には、黒澤監督に影響を受け、三船敏郎とも交流があったスピルバーグ監督が、美佳の為に「Happy birthday!MIKA」と書かれた『ET』のポスターを送って来たというさすが大物父を持つエピソードも。
家での三船敏郎は寡黙な印象とは違い、ドリフターズのファンだったそうで「一緒にひげダンスを踊りたい」という夢があったらしく「ある日、その夢が叶う事になって、その日の為に、お酒を一杯飲んで、恥ずかしさをごまかしながら、家の廊下でずっとひげダンスをやっていた」というお茶目な父の姿も明かした。
それには、さすがのさんまも「あの、天下の三船敏郎が?」かなり驚いた様子だった。