
【放送日時】
2017/1/19
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
アウト×デラックス
【カテゴリ】
発言・失言、出来事
【発言者】
細川たかし(66)
矢部浩之(45)
マツコ・デラックス(44)
【発言内容】
(放送開始から4分後)
細川たかしが紅白歌合戦の出場を辞退した心境を語る。
矢部「紅白はなぜ辞退されたんですか?去年の話から?」
細川「そうですね。年齢的にもそういう時期だし、歌手生活も42年くらいやっているので。
そういう意味ではそろそろ時期かなと。
男性の演歌勢もちょっと高齢化になったこと事実ですからね」
マツコ「でも、そういう人を見る番組なんじゃないの?っていうのもありますよね。年の瀬がやっぱりね」
矢部「それはやっぱありますもん。恒例でね」
マツコ「紙吹雪がもう誰も似合わなくなってきた。ホントに」
矢部「紅白は辞退されて年末とかは?」
細川「僕は北海道ですから、出身が。北海道にいますね。
やっとだから、あそこ(紅白)の長い時間から解放されたっていうね。
ほっとしてますよ」
矢部「細川さん、嫌やったんですか?」
細川「そういう事言ってしまったらね、身も蓋もないけど」
矢部「否定してください。しっかり否定してください」
細川「だから否定はしないけど」
矢部「否定して下さい」
細川「やっぱり長い事歌っていると、暮れは休みたいよね」
矢部「そらそうや。ゆっくりしたいですよ」
細川「(12月)30、31日は仕事してるってのは、これは若いうちはいいけどね。
65歳を過ぎたら辞めるべきだよね。
やっぱりのんびりこう・・・(12月)31日、(1月)1日。これは家にいたいよね」
矢部「同世代の方もそう同じことを思ってると思います」
細川「たぶんそう思います。
だからその後の仕事をしてるは・・・否定したら65歳を過ぎてね、まだまだやってる人は 俺から言わしたらかわいそうだよね」
紅白歌合戦 出場39回の細川には、生放送ならではの忘れられない大失敗がある。
矢部「紅白で一番印象に残ってる年とか?」
細川「一番印象あるのは、“浪花節だよ人生は”ってご存知ですか?
昭和57年 “北酒場” 第24回日本レコード大賞を獲って。
昭和58年 “矢切の渡し”で 第25回日本レコード大賞。
2年続けて大賞を獲るわけですよ。
あ、順調にいったと思ってね。
次は(昭和59年)“浪花節だよ人生は”歌って 日本レコード大賞 最優秀歌唱賞を獲るわけね。
そこまでは良かったの。
ほんの1時間の間に帝国(劇場)の方からNHKに動いてきた。
ちょうどその5年くらい前の紅白から歌詞テロップが出るんですよ。画面の下に」
マツコ「歌詞が。歌詞カード」
細川「嫌なもんでね。自分の歌なんだけど(歌詞テロップ)出るから、間違うとギャーギャー言われるんで」
矢部「そうですね」
細川「ただね、(歌詞が)出てから4年間ね、誰一人間違わなかった。これが摩訶不思議ですよね。
ですから歌う前に全員、何千回歌ったその道を“ん~”ってやってるわけですよ。
それが俺、レコード大賞獲って、最優秀歌唱賞のときにちゃんと歌ったのに。
たった1時間でこっち来たときに、上がね
“飲めと言われて 素直に飲んだ”
下の段が“肩を抱かれて その気になった”
これがね、節というかメロディラインが一緒なんですよ。
バッときて堂々と
“さぁ皆さん、ご一緒に~!”って。
いきなり下の段 “肩を抱かれて その気になった”って(歌って)
全然動揺してない。もう1回“肩”って言うんですよ。
コノッ!と思って、間違って“すいません。間違えました”って言ったら、審査員が全員ガタッと崩れた。
そうしたらNHKに8000本くらいの苦情の電話が。
ジャーって一斉に鳴りますよ。
“歌詞間違った”って。ホントなの。
ちょうどそのときに、都はるみ(68)ちゃんが“普通のおばさん”に戻る。
NHKのアナウンサーが都はるみちゃんを“ひばり”と呼ぶんですよね。
こういう大きな事件なんですよ。
そのとっかかりは俺じゃないかと。
俺が間違わなかったらそういうふうに行かなかったんじゃないかと。
そうなの。動揺というのか連鎖反応っていうかね、これは非常に申し訳ないなと。
この後もう毎年 誰か彼か歌詞間違うみたいなんですけど。
そっからもう全然、誰も(苦情の)電話が来なくなったらしいですよ。間違うから」
矢部「突破口を開いたんですよ」
細川「そういう点では優秀ですよね」
当時の生放送で歌詞を間違えて苦情の電話を入れる視聴者は、おそらく“大御所が歌詞を間違えて”という厳しい指摘だろう。
(放送開始から9分後まで)