
【放送日時】
2017/1/20
【TV局】
TBSテレビ系
【番組】
NEWSな2人
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
小山慶一郎(32)
加藤シゲアキ(29)
【発言内容】
(放送開始から20分後)
父からの虐待で対人恐怖症になってしまった26歳男性の話。
わたるさん(学童指導員、26)「小学校ぐらいのときから暴力が始まっていて。
基本的には母が殴られたり蹴られたりしていて、助けに行くと僕もやられちゃうことが多かったんですけど。
日に日に僕も叩かれたり蹴られたりってことがあったり。
そんな小学校時代を送ってて」
親から子への暴力は決して許されことはない。昨年、虐待の相談に訪れた数は37,020人(2015年、警視庁)
わたるさん「中学2年生ぐらいになったときに、僕が限界をきたのかなっていうのがあったみたいで、家出をしたんです。
そこから野宿したり、公園で水道で体洗ったり」
離婚後、父親からの暴力から逃げるために転校したが、暴力のトラウマで対人恐怖症になってしまう。
加藤「うまく環境を作れないのは 親のせいだと思いますか?」
わたるさん「親の影響で生きづらくなってるネックがあるってのは、やっぱ事実ではあるので」
小山「今どうですか?お父さんに会ったら何か言いたいこととかってあります?」
わたるさん「今はその素直は・・・怒りしかやっぱ出てこないんですよね」
加藤「辛い経験をやっぱり、どうやって前向きにするかってのは、かなり苦しい作業だと思うんですけどね」
小山「僕は、わたるくんと同じ経験をしていて。
僕も小さいときに、親父がそういう人だった。
で、俺が小学校5年生のときに、おかんを守るから親父に“おまえ、 ここから出て行け”と、俺が離婚を決めた。
で、母ちゃんに“別れろ”と。
“親父といても母ちゃんは幸せになれる気はしない”と。
って、いうことで小学校5年生のときに離婚して。
俺もずっと親父を憎んでたし、親父に会いたくなかったし、親父と話したくなかったし。
でも、どっかのタイミングで親父の気持ちがわかっちゃうときがある。
ホント不思議なことに。
たぶん理由がある。
考え方で親父と話せるときがくる。俺も話せたし。
そのときに俺、全部言った。
したら、すっきりするし。男同士の話ができちゃう。“ふざけんなよ親父”って。
そうするとたぶん、わたるくんは救われる気がします」
加藤「急がなくてもそういうときが来るんでしょう」
わたるさん「目指している先ですね、僕の」
小山「結果的に息子だから、母ちゃん幸せにすればいいと思うよ。
だから、大丈夫」
虐待のトラウマから救われるよう、手を差し伸べた小山。視聴者にも届いて欲しい。
(放送開始から23分後まで)