
【放送日時】
2017/3/5
【TV局】
日本テレビ系
【番組】
行列のできる法律相談所
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
立川志らく(53)
宮迫博之(46)
東野幸治(49)
磯野貴理子(53)
【発言内容】
(放送開始から14分後)
立川志らくの後悔は、師匠の立川談志(満75没)に迷惑をかけたこと。
立川流では入門したら社会勉強のため、築地で働くことがルール。
しかし、志らくは築地で働くことも、談志から波紋されることも拒否。
志らくが高田文夫(63)にこんな話をしている。
それは志らくが談志を空港に迎えに行ったとき、談志が警察犬に腕を噛まれた話で、談志が持ってた“くさや”に警察犬が反応したというもの。
実は談志の横を警察犬が横切っただけ。
志らくがかなり盛って周囲の人に話し、人伝いにどんどん広がっていく。
それが1992年の週刊ポスト3月13日号に“立川談志が麻薬犬に追い回された?”という見出しで記事が掲載されたのだ。
談志とハワイに行ったとき、談志と親交があった石原裕次郎(満52没)に会いに行き、志らくは談志の指示で裕次郎との2ショット映像をビデオカメラで撮影。
裕次郎と別れたあと、撮影したビデオを再生するが映像が真っ黒状態に。
談志は激怒し“バカ野郎!おまえなんか日本に歩いて帰れ!”と怒鳴ったのである。
“裕ちゃんとの思い出は俺の頭に残しとけってことか・・・”
談志は相当落ち込んでいた。
宮迫「歴史的な映像になるはずやったものを」
志らく「そうですね。石原裕次郎はあんなんじゃなかったですけど」
宮迫「ものまねですから」
志らく「本当にビデオで回してたんですよ。だけども全く映ってなくて。
すぐにビデオ会社の人に見てもらったらば、何千万回に1回ぐらいこういう不思議なことは起こるんですと」
磯野「それで歩いて帰ったんですか?」
志らく「歩いて帰るワケない!」
東野「申し訳ございません」
磯野「どうしても言いたかったの」
東野「最期はどういうお話というか、志らく師匠と談志師匠の会話とは何やったんですか?」
志らく「亡くなる2か月前、病院でも面会謝絶だったんだけども、私が“行きたい”って言ったらば“志らくなら来ていいよ”と言ってくれて。
会いに言ったらばもう半分くらいの体重になって、喉も喉のがんで声帯とっちゃったからしゃべれない。
筆談で何か書いたんです、私に。
それが・・・何て書いたか読めない。
“人生こんなもんだって書いてあるんですか?”ってこう(見せたら)うなずいたから。
いくら俺みたいに頑張っていばって生きてても、こんなんなっちゃうんだよと。
私は談志の遺言だったと本にまで書いたんですよ。
“最期の言葉は人生こんなもんだ”と。
あとで色々、親戚の人だとかご家族に解読してもらったらば・・・。
“ステレオもってこい”って書いてあった」
宮迫「え~~!?全然違う!」
志らく「“ス”という文字が“人”に見えた」
東野「最期イイ漫談くれましたね~」
宮迫「人生ぐらいは合うてると思ったら、まるまる違うんです」
志らく「ひとつも合ってなかったんです」
談志師匠の謎の最期の言葉は、笑いになってしまった。
(放送開始から19分後まで)