
【放送日時】
2017/04/06
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
「ビートたけしの私が嫉妬したスゴい人」
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
ビートたけし(70)、劇団ひとり(40)、伊集院光(49)
【発言内容】
一流有名人自身が嫉妬した人を告白するバラエティー。
さまざまな分野で活躍する有名人たちが、“スゴい”才能を持つ人に対して、その才能などに悔しい思いをしたエピソードなどを語る。吉田沙保里が嫉妬する人として、50歳で現役で活躍するサッカー選手の三浦知良の名をあげ、それを受けて劇団ひとりがMCを務めるビートたけしに辞めたいと思ったことはなかったかと質問し、たけしが自身の引き際、そしてオールナイトニッポンと漫才を辞めた理由を語った。
(放送開始から44分後)
ひとり「たけしさんとかって、この長い芸能生活で、あーもうそろそろ辞めたいなと思ったことないんですか?」
たけし「ずーっと思ってるよ」
ひとり「えっ!そうなんですか」
たけし「ずっと死にたいと思ってるよ」
ひとり「えー」
たけし「うん。ずーっと。でも芸人てのは客次第って言うかさ、お客に人気が出て、お客が持ち上げてくれたのに、自分でそれ切れるかっていうかさ。まだ、ビートたけし見たい奴がいて、ある程度数がいて、局から仕事が来れば、来るよ、そりゃ。もう辞めましたとは言わないな」
ひとり「うーん」
たけし「それが徐々になくなって、自然消滅の形じゃないかね」
ひとり「あー、やっぱそうなんすね」
伊集院「俺、たけしさんにすげーガチな個人的な質問させてもらいたいんですけど。僕今ずっとラジオの深夜放送やってるんですよね。ずーっとやってるんです。もう20何年ずっとやってるんです。それで、50になるんで、~もういいか~と思うときが有るんです。~50でラジオの深夜放送ってのも違うだろう~と思ったりするんですけど、たけしさんてオールナイトニッポンをここで辞めるって思ったのは」
たけし「8年、あ、10年ぐらいやった」
伊集院「10年やられました。丸10年」
たけし「8年目ぐらいでダメだと思ったの」
伊集院「それは何で。だって、今の理論で言うと、ファンはまだ聴きたいわけじゃないですか。ビートたけしのオールナイトニッポン」
たけし「あの頃はまだね、自分の喋りとかね、感覚に自信持ってたんだけど、適切な言葉が、喋りたいんだけど、~そんとくっていう、たくか、忖度~ってこれぐらい間違えるんだよ」
伊集院「そのズレが許せないんですか」
たけし「ふん。ほいであの~もうだめだな~っつって、高田(文夫)先生に、飲みながらちょっと頼んで、~俺、あんまり喋れなくなるよ。悪いけどアドリブ効かなくなってるよこれ~って。だから、あの番組の後半は、自分でも恥ずかしいくらい手抜いてるよね」
一同「へー」
たけし「漫才もそうだよ。漫才もいいペースで喋ってて、自分でネタ作って自分で落としてんだけど、相棒がしくじるとそれにつっこむじゃん。その言葉が~エッ~って。~何やってんだバカ野郎。何とかじゃねえんだ~って、~何とかじゃねえ~の~ねえんだ~って何とかの人の名前が、一番ぴったりした名前が、わかってんだけど、出てこないんだよ」
ひとり「あー」
たけし「~籠池じゃねえんだ~って言えねえんだよな。あれがね、出なくなったときに、漫才辞めたんだ」
(放送開始から47分後まで)