
【放送日時】
2017/05/21
【TV局】
TBSテレビ系
【番組】
「ボクらの時代」
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
樹木希林(74)、橋爪功(75)、小林稔侍(76)
【発言内容】
樹木希林と橋爪功、小林稔侍の3人がトークを繰り広げる。樹木と橋爪は1961年に劇団・文学座付属演劇研究所に1期生として入所した同期生で、小林は同年の東映第10期ニューフェイスとしてデビューしている。樹木が早くから不動産などを蓄財しており、20歳のときには一軒家を持っていた話となり、樹木はその理由を明かす。
(放送開始4分後から)
樹木「ケンカっぱやいのね、私ね。この業界でこんなにやってられるって思ってなかったのよ。
もうハナっから抹殺されると思ってたから。食いっぱぐれのないところだけは自分でしとこうと」
小林「ご一緒さしてもらっててよく、おっかさんケンカするんだよ、怒るんだよ。一番すごかったのはね、マイクに向かって、ブースの監督にね~バカヤロー!六本木界隈来るんじゃないよ!殺してやるからね!~って」
橋爪「ははははは」
小林「冗談で言ってんじゃないんだよ。これはすごかったね」
樹木「そんなこと言ってた?」
小林「それでね、大道具で使ってた材木あるじゃん、こんな。それを持ち上げてね、ドーン!」
橋爪「女高倉健みたいだね」
樹木「そんなことやってたんだ。これはね、忘れちゃうってのは、私どういうんだろ」
橋爪「尾を引かないんだ」
樹木「いやいや、向こうはひいてるでしょ」
橋爪「言われたほうはひいてるよ」
小林「いやでもね、それは最高に頑張った作品なんだよね、みんなが。数々ある同じシリーズでも」
橋爪「ある種の責任感なんだよな。番組全体に対する」
樹木「そんときはあったんだね、きっと」
橋爪「今でもあるんだよ。俳優って現場行くと、ある種の興奮状態になるから、気に食わない時って今でもあるもんな。例えば相手役の人がね、たまにはとんでもない人も来るわけじゃん。困ったなと思ってるわけさ。でもちゃんと仕上げなきゃなんない。そういうことが気つかっちゃうんだよな」
樹木「あのね、杉村春子さんが昔よくね、~性格なんて悪くたってなんだって構やしないのよ!お芝居の下手な人って大っ嫌い!!~っつって」
笑
樹木「私ね、その時は、変なこと言うなって思ね、自分のこと棚に上げて、ほんとにその言葉いいなって思うことあるわね」
橋爪「あの当時から映画のバイプレイヤーの人って芝居上手かったよな~。ほっといたら埋もれそうな人間を拾い上げて演じるのが大好きだった」
樹木「私もそう言う意味ではスターになれない」
橋爪「なれない」
樹木「ね」
(放送開始から6分後まで)