
7月13日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)にて、お笑い芸人のビートたけしが、自身のアルバイト経験を告白し、解雇解決金制度の問題点を指摘した。
今回の番組テーマは「正社員が消える!? どうなる?サラリーマン人生」。
派遣社員の労働期限や職種を緩和する「労働者派遣法の改正」、会社側が法律に定められた一定の金額を補償すれば、雇用関係を解消できる「解雇解決金制度」、働いた時間ではなく仕事の成果に応じて賃金を決める新たな労働制度「高度プロフェッショナル制度」の3つについてスタジオの議論が交わされた。
たけしは「アルバイトやんなきゃ食えなかった」と自身の派遣経験を告白した。
デパートのお菓子売り場でクッキーを販売していたことについて、たけしは「クッキー会社からお金をもらうんじゃなくて、その派遣の会社からお金をもらうの」と説明し、「やっぱり一番堪えるのが、給料の面」とコメントした。
また、ゲストの民主党の山井和則衆議院議員は「解雇解決金制度」について「金さえ払えば労働者を自由に解雇できる首切り法案」と批判し、「不当解雇であっても金を渡したら解雇が成立してしまうんですよ」と話した。
これについてたけしも、「この法案っていうのはお金で解決するためのルール。どの条件で、どれだけのお金が流れるかって一切書いてないと、どうにもならないじゃない」と問題があると示唆した。