
【放送日時】
2015/09/06
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
『ワイドナショー』
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
M 松本 人志(51)、H 東野幸治(48)、H 羽田 圭介(29)、MK 茂木健一郎(52)、K 小籔千豊(41)、I 弁護士 犬塚浩(?)、
【発言内容】
東京五輪エンブレムまでが白紙撤回。エンブレム盗用疑惑の発端はSNS、そして佐野氏の過去の作品もネットで追跡され、
疑惑は膨らむばかり、その疑惑は潔白主張のために公開した東京オリンピックの原案にまで及んだ。
佐野氏は自身だけでなく家族にまで誹謗中傷がなされ、プライバシー侵害があったことを告白。
あくまでもエンブレムに関する盗用は否定しつつ、「これ以上は人間として耐えられない」と撤回を申し出たという。
(放送開始3分くらい)
H「さあ、五輪エンブレム撤回しましたけれど。小籔さん、デザインについてはいかがですか」
K「まあ、僕が同じ立場やったら、パクってないとしてね、『えー、パクったってそんなんなってんの?ほんならいいです。ややこしいこと出してすみませんでした。他のやってください』て、早めに言うと思うんですよ」
K「で、僕が審査委員会だったとしたら『いや、もうごちゃごちゃなってるし、そこまでええやつか?それ。もう、他のもう1回やり直そ』で、ええと思うのにわりとこんだけ騒いでんのに、ぐーっと、こう・・・」
H「はっきりと『パクってません』とか」
K「とか言うて、そのまま行こうとしていたじゃないですか。パクってる、パクっていない関係なしにこんだけ問題になったら『やめよう』ってなるのにそのまま押し切ろうとしてたというか」
K「で佐野さんが『人間として耐えられない』て言ったから撤回する、ということは審査側は佐野さんさえこれ言えへんかったらこのまま押し切ろうとしていたのか、という」
K「僕それほんま驚きというか」
MK「僕、あのー、僕自身もTwitterでネット民の皆さんにいつもやられる立場なんで・・・あのー基本的にはだから、あのみんな言っているんですけど、時間がある人たちなんですよ」
MK「あの、確か2ちゃんねるで、『これ検証しようぜ』って出て2時間くらいであっという間に色んな事見つけて来ちゃったのかな、すごい行動力があるんですよ彼ら」
MK「だからね、僕の周りでもなんかそういうネット民の人達(のことを)『嫌だな』って声があるんですよ」
MK「あのーなんかちょっとでも目立つと、活躍すると足を引っ張ろうとするっていう」
MK「僕ね、逆にね、それが現代なんだからもうそれ前提で生きていくしかないなって思って」
H「これは泉谷(しげる*)さんもそういう風におっしゃっていまして『ネットオリンピックなめたらあかんゆーこっちゃ!』
(*泉谷しげるのブログコメント)いうことで」
H「つまりネットの人もこういう風に監視しているから、デザインする時もそんな風に絶対したらあかんしばれたらこんな事になるっていう風におっしゃっています」
MK「逆にあの、まあ組織委員会の方とかね、ああいう偉いおじさま達は、現代のネット環境がおそらく全然見えていない」
H「全然わかっていないでしょうね」
MK「でしょうね、おそらくTwitterもやんないしFacebookもやんないし、2ちゃんねるなんて当然見ないしっていう」
H「っていう事でございますか」
K「でも家族は止めてあげて欲しいですよね」
MK「そう、でも佐野さん個人とかご家族に対してっていうのは良くないです、これは」
(放送開始6分くらい)
M「僕でも、ちょっと馬鹿なこと言っていいですか?」
H「はい」
M「分かるんですけど、僕は1周回ってもうこれで行った方がいいんじゃないかな、って思うんですよ」
K「1周回って」
M「だって、あの結局いろいろあったけど今一番インパクトあんのはこれなんじゃないのか、っていう」
M「あのー、いやこれガラっと変えるのは簡単なんですよ。でもなんか、『今実はパワー持ってんのはこれなんじゃないかな』っていう気がするぐらい、今そうなっているじゃないですか」
M「で、こんだけ有名にもうなっちゃってるって」
スタジオの皆(茂木か?)「はい、はい」
M「ある意味もう、パワーですよね。ちょっと言い方は違うかもしれんけど、その岡本太郎が『芸術は爆発だ』って、まあ全然意図した爆発していないけど、でももう爆発しちゃったんやから、これもうこのまま不発で終わらすより『これでいきます』っていうのも1つの手じゃないかなと思うんですよ」
M「ただ、そのほんまにパクっていないっていう前提があれば、ですよ」
M「で彼が本当に『僕はパクっていません』って言うのであればここで引いたらあかんと思う」
M「これはやっぱ押し進めないと。本っ当に、あの、パクっていないっていう気持ちがあるのならですよ」
H「これちょっと、弁護士!」
I「はい」
H「犬塚弁護士、やっぱこれ訴訟の問題であったりとか色んな問題でやっぱり認めるわけにもいかないし・・・」
I「まあエンブレムの問題に関しては、専門家の中でも、まずあの、ベルギーのデザイナーとはやっぱり類似していない、という意見の方が多かったと思います」
I「でまあ新しくちょっと出てきましたけれども」
H「後の方が問題でしょ」
I「はい。原案なんですけど」
H「このモダンタイポグラフィーの巨匠ヤン・チヒョルト氏の展示会ポスターのデザインがもう全く似ていて、佐野氏のコメントは『確かに見に行きました。しかしポスター・バナーというのがどういうものであったかは記憶にありません』と、だから行っているんですよ」
M「行ってるんですよねぇ」
H「これは・・・?」
I「まあただ、あえて真似たっていうのはちょっとまあ、なかなか無い話なのかな、っていう風には思います」
H「なるほど」
M「だから・・・うーん、ちょっと何か足すとかね、前も言いましたけど、ちょっと『元祖』って付けるとかね、ここに」
M「なんか1個足すことで・・・」
H「でもやっぱり、これは白紙撤回になって改めて人を集めて、えー来年8月ぐらいですかね、めどに」
M「これもう大変やって、俺」
K「次ねぇ」
M「桝添さんが『ある程度作ったグッズはそのまま使う』*って僕は大賛成で、いやいやあれ意外となんか、ほしがる人も僕はいると思うんですよ」*(桝添知事「もったいないから使う」撤回。「使用継続」を宣言も訴訟問題で「使用中止」に)
H「いますよ」
M「話題性もあるから」
H「なんかTシャツにしてとか、いろいろ・・・」
M「だから裁判やなんやいろいろややこしい事もあるんかもしれんけど、僕はもうこのまま押し切った方がなんか良いんちゃうかなって思うんですよ」
M「後はもう佐野さんがもう頑張ってくれるしかないよね、解決。なんかもうほんまにパクってないんなら」
MK「あの、僕の場合はあの、招致に使われたエンブレム*がすごい評判良くて、あれは当時、美大生だった女の子が、無名の子が作ったわけじゃないですか」(*IOCの規定で招致ロゴは使用できない)
MK「もうやっぱり今回のこの・・・」
H「そんな意見もあったんですけどね」
MK「今回のコンペでね、一番僕ね日本的だなって思うのは『有名な内外のデザインの賞を貰った人に限る』っていう*」
*(東京五輪エンブレムコンペへの参加条件:組織委員会が指定した7つのコンテストで2回以上の受賞歴があるデザイナー)
MK「あれがすごくJAPANなんですよねー。国立競技場の設計も結局なんか同じやり方でやって・・・何っていうんでしょう」
H「名前がある人の中のデザインの中で1つ決めるという」
MK「はい。だからそれがあるんでなんとなく仲間内でやっているんじゃないかという疑惑もでちゃうんで。あの、オープンにしたら良いんじゃないですかね、完全に」
H「完全にオープンにしたら、まあ来年の8月までにそういうデザインも決まりますけれども。結局なんか競技場もそうですけど、デザインもそうですけどなかなか先に進まない」
M「競技場も再開したら良いんですよ。あのザハのやつも『やっぱりやりま~す』って」
(一同爆笑)
M「で、屋根にこのマーク(疑惑のエンブレム)バーンって付けたら、世界の人ビックリするよ」
H「いやいやいや、『日本クレイジー』ってなりますから」
(放送開始から10分後まで)
番組視聴で確認いたしました。