中村玉緒、25年で借金十数億円完済！

【放送日時】
2015/09/23

【TV局】
日本テレビ系

【番組】
1周回って知らない話

【カテゴリ】
出来事

【発言者】
中村玉緒(76)、東野幸治(48)

【発言内容】

9月23日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に中村玉緒(76)が出演し、勝新太郎亡き後、勝が残した借金に追われていた中、2人の恩人に出会った事を明かした。


(放送開始から約30分30秒後)

玉緒「40代は女の人ってキレイじゃないですか、だから40代に早くなりたかったのが、40代がいつの間に過ぎたのか」
東野「(勝さんの事で)いろんな事があって大変で(40代が)走り去って行って。でもね(勝さん)ガンになるじゃないですか咽のガンにね(その時勝さんが)記者会見でゆっくりやって来てね、タバコやめたよって言いながらタバコ吸うっていう」
東野「ホンマにタバコやめてたんですか？」
玉緒「やめてました」
東野「記者会見の時だけ、無理して(大スターを装って)吸ってたんですよね」
玉緒「喉ですからね」
東野「役者はだって声…セリフ言えなくなったらダメですから」
東野「さぁ、そしてその借金の方も頑張って(勝さんの)ハワイ大麻事件以降も…一番マックスで、借金どれぐらいあったんですか？」
玉緒「いや…それは…たくさんありました」
東野「10億円くらいですか？」
玉緒「も、もうちょっと」
中村玉緒は、借金十数億円をどうやって返したのか？そこには2人の恩人がいた。

(VTR)
1990年の(勝新太郎)ハワイ大麻事件以降、玉緒はテレビ界から干されていた。仕事のなくなった玉緒は、赤坂のナイトクラブで歌った。そんな玉緒に、人生の転機となる人物との出会いが…。
その人物が、お笑い怪獣、明石家さんま。なんと「さんまのまんま」への出演オファーがあった。
(まんまへ出演時の玉緒のVTRが流れる)
おしとやかキャラで押し通すつもりだった玉緒、しかし「アハハハハ！イヒヒヒヒ！オホホホホ！」など、豪快な笑い顔を披露、徐々に化けの皮がはがれ、素の玉緒を見せてしまった。この出演をきっかけに、天然キャラで大ブレーク！1999年にはCM女王にも輝いた。さらに玉緒にはもう1人、恩人がいた。
それが、着物界の第一人者で友禅作家の千地泰弘さん。千地さんも玉緒が赤坂のナイトクラブで歌っていた時に、着物を作ってみないかと、オファー。最初は1年でも続けばと思ってオファーしたが、玉緒は、着物デザインでも大ブレーク！それは、玉緒のある一言がきっかけだった。
千地「(玉緒が)真っ赤なバラの夢を見たんですよ、それで朝一番に電話してきたんです、何事かいなと思ったら(玉緒が)バ、バババ、バラでっせ！バラの着物を作りましょう！ってこういう言い方ですね。そうです、こういう形で」と玉緒デザインのバラの着物を見せる。
それは、着物界の常識を覆す、和の着物に西洋のバラ。この着物が大ヒット！今年で25周年を迎えた。バラエティー界と着物界、この2つの世界で大ブレークした玉緒は、借金も完済。
千地「金の匂いを嗅ぎつけるのが上手い人ですね。怒られちゃうかな」
(一同笑い)

(スタジオ)
玉緒「怒ります！(笑)でもね、よく人間1人では生きられないってどなたかが言われた。あれが私、すごく好きな言葉なんですよ」
東野「恩人がさんまさんと千地さん」
玉緒「そう、そのさんまさんの時はクラブの…」
東野「赤坂のナイトクラブ」
玉緒「出ませんか？って言われた時に、たまたま私がおたふく風邪みたいになっちゃって。そしたらマネージャーの人が、さんまさん断ったら一生テレビ出られませんよ！」
玉緒「一生断ったらって言ったって、こんな顔(おたふく風邪で腫れて)で(さんまさんの)ファンなのに、イヤだ、と言ったら、そしたらさんまさんが何べんでも待ちますって言ってくださったと。ほんで(まんまに出て)勝新太郎の妻でございます、ってず～っとやってたら、グシャグシャになった」
(一同笑い)
玉緒「いやだから、失敗が成功のもと、ってデハハハハハ！(笑)」
東野「っていう事ですよね」
玉緒「そんで、片っぽの千地先生」
東野「それが僕知らなかったです、千地さんが…着物のデザイナーの方が」
玉緒「だから、それと(さんまさんと)同じ年です」
東野「あぁ、そうなんですか！」
玉緒「結局そのクラブの…」
東野「あぁそうか！タレント活動と着物デザイナーがヒットして借金をどんどんどんどん返して行く、と」
玉緒「おかげさまで」
東野「10億円以上の借金は、どれくらいで返せたんですか？」
玉緒「えっと、25年です」
東野「25年！で、今はもう全部借金もなくなって」
玉緒「貧乏でございます」
東野「いえいえ、毎日パチンコしてるんでしょ？」
(一同笑い)
東野「なんぼでもやってください、なんぼでもホントに」
玉緒「ハハハハハハハハハ！」
―中略―
玉緒「あれがね～(勝新太郎の)事件がなかったら、さんまさんと出会えてない」
東野「そうです、出会いですよね、いろんな出会いがあって、勝さん、さんまさん、着物デザイナーの千地さん、いろんな出会いがあって玉緒さんがいらっしゃる」
玉緒「だから本当に1人では生きていけない、人間は。オホホホホホ！」
東野「笑ってる、笑ってる…笑ってるわ、笑ってます」
(一同笑い)

(放送開始から約36分40秒後)