
【放送日時】
2015/10/25
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
ワイドナショー
【カテゴリ】
発言 失言
【発言者】
亀田興毅(28)、松本人志(52)、東野幸治(48)、ヒロミ(50)、乙武洋匡(39)、秋元梢(28)、秋元優里(32)、前園真聖(41)
【発言内容】
10月25日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に元プロボクサーの亀田興毅(28)がゲストコメンテーターとして登場し、自身の今後についてなど、熱く語った。
(放送開始から約11分後)
東野「さぁ改めて(亀田興毅の)戦績の方は、35戦33勝18KO2敗という事でございます。日本初の世界3階級制覇しましたけれども、さぁヒロミさんいかがですか?亀田興毅というボクサーでございますけれども」
ヒロミ「辞めると思ってなかったから、まだね。だから、あれ?ホント辞めちゃうんだって、予想してなかっただけにね、もう終わって自分の中では、やりきった感はあるの?」
亀田「ボクシングですか?いや、そりゃまだまだやりたいっていう気持ちある自分もいてるんですよ、でも辞めてもいいっていう。だから、2つありますよね」
亀田「でも何でも引き際って大事じゃないですか、例えばギャンブルにしてもカジノにしても、勝ってて、勝ってる勝ってるって、そこでやめたらいいのにやめられへん、とか」
亀田「だからその、引き際ですよね。で、このままボクシングずっとやってたとしても、どこで辞めるのかっていう、ゴールがないから、だから自分で決めて辞めてしまうっていう」
松本「でもさ、やっぱり言っても28歳、ファイターとしてはまだ出来るよね。だから俺は、ちょっと総合(格闘技)とか」
亀田「総合は行かないですけどね」
松本「総合、無理?」
亀田「絶対無理ですね」
松本「違う形で何かないの?総合絶対、無理?」
亀田「総合なんか無理ですよ!」
東野「その話は来てるんですか?」
亀田「いや、来てないです別に(ちょっと焦る)」
松本「あれ?今何かちょっとおかしいぞ!(焦ってジュースを飲む亀田を見て)何か飲みだしたぞ!喉がカラッカラになってるぞ!」
(一同笑い)
ヒロミ「おいおい、31日に出てねぇだろうな!?」
東野「カワイイ…カワイイでしょ?」
優里「可愛らしいですね」
東野「ないですか?」
松本「でも話はあったのかな?」
亀田「いやいや、ないです」
東野「乙武さんはいかがですか?」
乙武「やっぱり亀田さんにお聞きしてみたいなと思うのは、日本人って、高校進学至上主義みたいな所ってあると思うんですよね、どんなに夢とかやりたい事が決まってても取りあえず高校は出とかないとっていう風潮がある中で」
乙武「亀田さんの場合は中学からボクシングでやってくと決めて、高校には行かずその道に進まれた。で、こうして成功された中で、あの時の決断っていう風に今はどう振り返っているのかなと思って」
亀田「いや、もう決断っていうよりも、親父がこうやれって言うて決めてましたからね、自分らが決めるとかいうのがなかったんですよ」
乙武「じゃあ逆に当時、俺も高校行きたかったなって思いはなかったんですか?」
亀田「やっぱ遊びたいなとか、子供の時やからそんなのいっぱい思いましたけどね、でも遊ぶんより先に練習しろと」
亀田「っていうのがもうまず第一やったんですよ、とにかく練習して強くなって世界チャンピオンになってから遊んだらいいやろって。今遊ぶよりチャンピオンになって有名になってお金稼いでそれで遊ぶのと違うぞ、という」
亀田「(当時は)俺、何言うてるか分からへんかったけど親父が、何を言ってんのかなと。今遊ばしてくれてもいいやんっていうような感じやったんですけどね」
亀田「でも今となっては、それがあったから結果世界チャンピオンになって、今の俺があるわけやから、やっぱ感謝してますよね」
東野「感謝はある、という事で。秋元梢さんいかがですか?」
梢「私は、おうちであったりとか、チャンピオンなのに親しみがあるというか、すごいチャーミングな面も見させていただいてましたし」
梢「けどやっぱり28歳、まだまだやれる。もったいないなって気持ちがすごくあるので、総合格闘技じゃないにしても、何かしらこの後何するのかなっていうのが、すごく興味があるんですけど」
亀田「プータローです(笑)」
(一同笑い)
東野「今現在プータローですけど、実業家とか何か」
亀田「まぁいろんな事にね。スポーツ選手って引退したら飲食やったりとかっていうの結構普通じゃないですか、それもそれで素晴らしいと思うんですけどね、いろんな事に…」
亀田「自分をずっと応援してくれてる人達とか、周りの人達とか、素晴らしい人達いっぱいいてるんで、そういう人からいっぱいいろんな話とか聞いて」
亀田「だからいろんな事に携わってやっていきたいですよね」
東野「奥様は幼なじみでしょ?で、お子さんもいらっしゃるじゃないですか、じゃあお子さんにボクシングを、とか」
亀田は、3歳の長男と2歳の次男がいる。
亀田「それはないです、子供にはやらしたくないですね、他の子にはやらしたいですけど」
優里「何でなんですか?そこの違いは」
亀田「自分は世界チャンピオンになったじゃないですか、子供が世界チャンピオンになったって、結局自分と一緒やから、自分と同じ事、別にやってもらいたくないです、世界チャンピオンになったからだからどうなんっていう」
亀田「逆に違うスポーツやってそれでトップになってくれる方が自分は嬉しいんですよね、自分がやった事のない、自分が出来へんかった事をやってくれるっていう方が」
梢「うちの父も…(私は)お兄ちゃんいるんですけど、絶対相撲はやらせないって言ってました」
松本「お兄ちゃん何してるの?」
梢「今は雑誌の編集の方にいるんですけど、本人がどうしてもやりたいんだったらやらすけど、俺は相撲を教えないって言ってました。やっぱり比べられてしまう…」
松本「お兄ちゃんはドMなの?」
(一同笑い)
東野「お父さんもドMじゃないし!勝手にドM前提で喋るのやめてください!横綱です、大横綱です、やめてください!」
松本「(笑)いや僕だから…辰吉君の事どう思ってる?」
亀田「すごいボクサーだと思いますよ」
松本「すごいやんか」
辰吉丈一郎(45歳)元WBC世界バンダム級王者、愛称は「浪速のジョー」
東野「(辰吉丈一郎さんは)日本プロボクシング協会は認めてないですけれども、本人はまだ現役でやると言ってます」
亀田「ホンマにすごいボクサーですよ、めちゃくちゃ強いと思うし、何よりもハートがありますよね、ボクシングやってる人やったら分かるんですよね、そういう気持ちの面っていうのは一番難しいんですよ、練習して出来るもんでもないから。そういうものを誰よりも持ってる人なんですよね」
松本「僕はちょっとね、こうなってくると、やっぱり辰吉君の息子さんが…寿以輝(じゅいき)君かな?結構今、頑張ってて」
東野「(辰吉の)次男の子です」
辰吉寿以輝(19歳)辰吉丈一郎の次男、デビューから2試合連続KO。
松本「その子と、弟(大毅、和毅)とかのぶつかりはどっかであるのかなぁって、ちょっとそんな見てみたいなって」
亀田「可能性はあるかも分かりませんね」
東野「可能性はあるんですかね」
松本「これはなかなか盛り上がるよ!」
東野「ボクシング界にしたら、いろんな層の方が見れるというか、いろんな物語がありますから」
亀田「あと、17歳で今、すごい頑張ってて強い子がいてるんですよ、それがちょうど甥っ子なんですよ」
(一同、えっ?)
東野「あ、お父さんの兄弟…」
亀田「兄弟の息子なんです」
松本「え~!?」
東野「それ、亀田でやってるんですか?」
亀田「亀田です」
東野「亀田のDNAはそっちに行きましたか!」
亀田「この子なかなかやりますよ」
東野「大阪でやってるの?」
亀田「大阪でやってますよ」
東野「亀田、下の名前は?」
亀田「京之介っていうんですよ」
亀田京之介(17歳)亀田興毅のいとこ。
梢「そういう方を指導したりはされないんですか?」
亀田「やりますよ、ちょうど来週から大阪行って、練習見とこうかなと思ってるんですけどね、でもこれからは俺は、ボクシングのおかげで今があるから、ボクシングに対して恩返しじゃないけど、ボクシングをもっともっと発展させていきたいんですよ」
亀田「でも日本はもうボクシングって昔からあるじゃないですか、もう出来上がったもんがある。でもまだアジアの方に、ボクシングやりたくても出来ない国ってあるんですよ」
亀田「コミッションもなくて、でもアマチュアはいっぱいあるんですよ、全世界で。その、ない所でアマチュアで、オリンピックとかも出てんねんけど、その後のプロっていうのがないんですよね」
亀田「そういうものを、いろんな所で作っていきたいんですよ、自分は。アジア全部で広げていって、アジアを全部活性化させて、強い選手いっぱい出てくるから」
亀田「だから自分は商売とかいろんな事やって、もっともっとビッグな人間になって、大きい人間になって…」
松本「肩書は何になるの?じゃあ」
亀田「プータローでいいんじゃないですか?」
松本「タレントとかそういうのじゃないと」
亀田「全然考えてないです」
松本「前園さんみたいにすっかりもう今、コメディアンになりましたけど」
(一同笑い)
東野「コメディアンじゃないでしょ?」
前園「コメディアンじゃないです」
松本「スタンドアップコメディー」
亀田「そういう、いろんな国で、ない所でボクシングを。だからそういう所で例えば初めて世界チャンピオン出るじゃないですか、ほんなら日本で昔起こった、白井義男さんとかファイティング原田さんとか」
白井義男、元世界フライ級王者。日本人初の世界王者。
亀田「あの時初めての世界チャンピオンとかやから、みんな熱狂したじゃないですか、そういう同じ現象が多分起きると思うんですよ」
亀田「で、スポーツを通して何かいい事をもっと出来ると思うんですよね」
東野「天下茶屋の悪いヤツが、こんな事言うようになりましたか!」
松本「そうやな」
東野「すごいね」
乙武「完全に好感度上がっちゃいましたね!」
亀田「マスコミに対して腹立つ事とかもないんですか?それはもう別に?」
亀田「そんなん全然ないですよ」
東野「え~?」
松本「アハハハハハッ!(笑)」
亀田「全然ないです、そんなん」
松本「ネットとか見た?」
亀田「ネットとかあんまりね、たまに見たりしますけどね」
松本「ぼろくそ書いてるやろ、多分」
亀田「でもそれみんなが書いてストレス発散でしょ?俺はあくまでも商品じゃないですか、ボクシングの商品」
亀田「だから例えばローソンにお菓子売ってます、これが美味しいやマズイやって、言うのは自由でしょ。それと一緒ですよ俺らは。商品ですもん」
松本「なるほど!亀田のあられ、おせんべい」
(一同笑い)
亀田「そういう事なんですよ!だってお金払って買うワケじゃないですか、それに対して文句言うのは自由ですよね、だから、テレビ出てるんやから、テレビ出てお金もろうてるんやろ、と」
亀田「それに対してみんな文句言うじゃないですか、だからもうそんなに…」
松本「ホンマに?俺、まだそこまで、俺52やけどまだそこまで大人になってないで!」
亀田「え~?!」
松本「たまにTwitterで腹立つヤツおると、ホンマに突き詰めてど突きに行ったろうかって俺、未だに思うもんね!」
東野「でも亀田さんはもう、そういう風には思わない、商品やし賛否あって当然やし」
亀田「自由ですよ、そんなん。でも明らかに度が過ぎたヤツとかたまにありますよ、そんなんとかは明らかにおかしいけど、でも相手しないですよね」
東野「突き詰めていって、ど突いたろうという気持ちはさらさらない?」
亀田「突き詰めてど突いてもしゃあないでしょう、もう」
松本「あの辰吉君も…」
亀田「そこまで体力ないです俺、もう」
松本「家の前で車洗ってたら、よう来んねんって、アホみたいなヤツが、おい辰吉、って殴ってこいとか言って来んねんって。これがめんどくさいっていうね」
東野「そういうのめんどくさいけれども、それは商品やし、賛否両論あっていいという、ヒロミさん、すごいですね」
ヒロミ「すごい。でもやっぱ亀田君、戦うとかね、それをど突くとかっていうのが、選択肢がないじゃん、プロだし。だから出来ないから、そういうところ(考え方)にいくんだろうなっていう、まぁ大人だよね、多分この中で一番大人だわ」
(放送開始から約21分10秒後まで)