（使用）ハウス加賀谷、統合失調症をナメていた過去を話す

【放送日時】
2016/4/7

【TV局】
テレビ東京系

【番組】
ヨソで言わんとい亭～ココだけの話が聞ける（秘）料亭～

【カテゴリ】
発言・失言

【発言者】
ハウス加賀谷（松本ハウス、42）
松本キック（松本ハウス、47）
名倉潤（ネプチューン、47）

【発言内容】

（放送開始から26分後）

「加・賀・谷 でーす！」のギャグでお馴染みの加賀谷が、統合失調症を発症したのは中学2年生の1学期の終わり頃。幻聴に悩まされ、高校進学後も幻覚も発症。

治療に専念するため16歳でグループホームに入所し、1年後に症状が改善した加賀谷は精神科に通院しながらお笑いの道を進む。

『タモリのボキャブラ天国』（フジテレビ系）で大ブレイクし、仕事が増える中、症状が安定した加賀谷。しかし安定している時期こそ油断してしまうことがあるのだ。

加賀谷「それも僕が ちょっと駄目にしちゃったんですよ。

『服薬コンプライアンス』って言葉があるんですけども。これは、お医者さんが処方してくれたお薬を飲む約束事っていう意味なんですけども。

それを守ってなかったんですよ」

名倉「えー」

加賀谷「キチンと飲んでなければいけなかったんですけど、調子いい時期があったりしたし」

名倉「飲まんでええやん と」

加賀谷「僕 病気をナメていたんですよ」

名倉「治ったと」

加賀谷「はい。その当時 僕の偏見がまだまだ拭い去れていなくて、『僕 ちょっとお薬飲みたくない！』って気持ちがあったんですね。

『僕はもうお薬飲まなくても大丈夫なんだ』って思い込んでる内に、またズドーンと具合が悪くなって。で、焦って またお薬をブワーって飲んじゃうっていうのを・・・。

どんどん具合の悪さを増して 何度も何度も繰り返していったんですよ、はい。それが駄目だった」

引き続き加賀谷が統合失調症の症状を話す。

加賀谷「ものすごい妄想にかられてる、かられちゃうんですよね。当時 僕4階に住んでいたんですね。

4階の自分の部屋の窓の向こうに 隣のビルのマンションのフェンスが見えるんですけども。屋上のフェンスが見えるんですけども。

ある日 自分の部屋の窓をフッと見たら、隣のビルの屋上のフェンスから・・・。

『スナイパーがライフルで僕のことを狙っている』んですよ、こうやって」

松本「そんな症状も出ていたんだけれど仕事には来てたっていう。そういう症状があるってことを全部 黙って来ていた」

名倉「キックにも言わなかったの？」

松本「全然 言われなかった。で、まぁ そういう症状があって疲れていくっていう。疲れてて。

例えば楽屋にバンって来たら いきなり床にゴローンと寝転がって、本番まで起きないときもあった。

それでも当時ほとんど休みが無くて。普通に疲れていると思ってしまって」

加賀谷の症状は悪化の一途で、1999年に松本ハウスは活動を休止。治療に専念することになる。

松本「1人で来れないので お母さんと2人で来て話し合いがもたれて。

その時には こっちが何か話しても何の反応も無いし。

1人でブツブツ言ってたり『すみません』とか何か言ってるけども、もう会話にならない。

そういうふうな状態を見て、これはもうほんとに焦らずに治療に専念してもらいたいなって思って送り出した。

治療に専念しますっていう話し合いの時に、話にはならないけど 1つだけ言葉を掛けて。

またやっぱり加賀谷は芸人として活動したいんだろうなという気持ちも勘付いていたんで掛けた言葉なんですけど。

『もし お前がまた芸人をやりたかったら 1年経っても良い 2年経っても良いよ。

5年経っても10年経っても良いよ』って言ったら、本当に10年後に言ってきた」

加賀谷「そのキックさんの話 僕 全然覚えていないんですよ」

松本「その話の記憶が無いんですね」

加賀谷「断片的にしかない」

名倉「その当時の記憶が無くても、キックは待ってたわけじゃん。

だって10年かかって『また お笑いやりましょう』って言って、『うん』って言ってくれたわけでしょ？」

加賀谷「そうなんですね」

名倉「それに感動せえへんかったの？」

加賀谷「いや、あの～・・・。感動しちゃった」

2009年に松本ハウスは活動再開。現在は症状は安定している加賀谷は服薬治療を続けながら芸人の活動を精力的に行っている。

（放送開始から30分後まで）