
・テレビ発言
【放送日時】
2015/12/3
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
アウト×デラックス
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
手塚とおる(53)、山里亮太(38)、矢部浩之(44)、坂上忍(48)、柿沼しのぶ(35)
【発言内容】
(放送開始から13分後)
テレビドラマだけでなく舞台を中心に活躍してきた手塚とおる。セリフを忘れ舞台上でとんでもないことをやっていたという
手塚「昔、若い頃に『マクベス』っていうものを元に、舞台をやりますって言われて集められて、その時に、客前でポンと出て『あれ?次何だっけかな』と思って、セリフが全く出てこないんですよ。シェークスピアって脈絡がないので。だからもう目の前にバタフライナイフしかないから、どうしようと思って、しょうがないから(手)切ったりとか。ここ(頬)切ったりして血出して。これ(血)を顔に塗ったりとかしながら。そうすると、お客さんが結構それ見て『おー!』ってなって、ざわめいてるので。『これでちょっともつな』それでずっと部族のペインティングのように血を顔につけながらやってって」
山里「さっきからナイスアイデアのテンションで出すやつが一個もナイスアイデアじゃないですよ。だめでしょ」
ナレーション(さらに手を切るだけでなく、舞台上でまさかの行動を取ることも)
手塚「僕、でもわざと(セリフを)忘れたふりとかしますよ、舞台は」
矢部「えっ何でなんですか?」
手塚「お客さんが心配してくれるから」
坂上「え?俺わかんない」
矢部「ほら!坂上さん分からんようになってきた」
手塚「お客さんって観てるようで観てなかったりするじゃないですか。何かこう、漠然と物を見ているので多分・・舞台って観てる力と聴いてる力だと聴いてる力の方が多分強い」
矢部「なるほどね」
手塚「テレビとかは割と観ている力のほうが強くて聴いてる方はちょっと弱まっている気がするんですよ。両方マックスになると人ってちょっと疲れるじゃないですか。舞台だとちょっと観ることを楽にする時があるんですよ。つまり役者さんが座ったお芝居をしてる時とか。そうすると集中力が切れることがちょっと怖いので、わりとわざと間違えたりとかするとお客さんが一瞬息を呑むので、ちょっとそこでリズムを組み立てられるっていうか、自分の中で」
矢部「へえー」
手塚「そのほうが楽だったりするんですよ。だからお客さんも一つの共演者っぽくして・・」
矢部「これ、なかなかの演技論じゃないですか?」
坂上「何かこう、お話し聞いてると、ほんと哲学的でアーティスティックですけど、役者としたらクソ野郎だと思います」
矢部「クソ野郎!?」
柿沼「すごーい」
手塚「厳しかったんですよね、その笑いに対して」
柿沼「すっげー!いいこと聞いちゃった」
山里「ちょっと合いの手のボリュームがでかい」
(放送開始から15分後まで)