
【放送日時】
2016/12/19
【TV局】
TBSテレビ系
【番組】
好きか嫌いか言う時間
外国人もおじいちゃんも東大生も本気で迫る180分
今年のイライラ 今年の内に解消SP
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
坂上忍(49)
吉田敬(43)
デヴィ・スカルノ(76)
YOU(52)
綾部祐二(39)
【発言内容】
(放送開始から6分後)
ゆとり世代の今年のイライラは“高齢者ドライバーによる交通事故”
当事者は“事故のことは覚えていない”と語ることが多い。
11月中の高齢者ドライバーによる事故は29件(1日に1度は報道される)
事故原因のほとんどが判断力の低下。
国が行っている高齢者ドライバーの事故を防ぐ対策として
・65歳以上 自主返納制度(高齢者が自主的に運転することを辞めるとする)
・70歳以上 高齢者講習(3年に1度義務付けられている。視力測定や実技指導などがあり、受講料は5,600円)
・75歳以上 高齢者講習と認知機能検査
しかし高齢者講習は課題が簡単すぎるため、成績が悪くても免許を剥奪されることがほぼないという。
これに対してゆとり世代の声が“70歳くらいで免許を剥奪していい。年齢はしっかり決めて” “70歳代は免許を返すと法律で決めて欲しい”というもの。
【70歳で免許を強制的に剥奪すべき!】賛成(好き)か反対(嫌い)か議論する。
スタジオの参加者は賛成が31人、反対が37人
賛成:坂上・デヴィ・YOU
反対:吉田・りゅうちぇる(21)・綾部
坂上「吉田 嫌い(反対)?」
吉田「やっぱり現実問題 車無しで生活出来なくなる人も」
坂上「だからその・・・東京と地方は違うっていうのがね、それみんな分かってる事じゃない。
だけど俺はまずその“人殺し論”っていうのを飛ばして話はできないと。
車ってやっぱり凶器じゃないですか」
吉田「う~ん・・・これ逆にその高齢やからって取り上げるとボケが早まってまうっていうこともない?」
坂上「ボケと人殺しってどうなの?
凶器ですよ!凶器!
これはね、やっぱ高齢者の方が誰も幸せになれないっていうね。
えっと今とりあえずですね、賛成意見の方から聞いていきましょう。
7番の近藤さん」
近藤晃光さん(俳優、26)「さっきのVTR観て まず腹立ったのが
事故した後に“すいません 憶えてない”って警察にいうのはどうなのかなと。やった本人じゃないですか」
デヴィ「あなた そこがお年寄りだから憶えてないのよ」
近藤さん「いや その・・・」
デヴィ「だから」
坂上「負けちゃだめよ、負けちゃだめだよ」
近藤さん「“覚えてない”っていう時点で車に乗っちゃダメだと思うんですよね。もう認知始まってるじゃないですか。
僕の価値観としては、高齢者の方が僕ら世代 若いじゃないですか。
どっちが価値ありますか?ってなったとしたら、僕らの方が断然価値があるんですよ」
坂上「ケンカ売りやがったな、この野郎!
いや、いいんだよ。それで」
近藤さん「年金だって僕らが納めてるから、年金をもらえる高齢者の方がいらっしゃいますし」
坂上「ま、でも残酷な言い方に聞こえるかもしれないけど、あなたの年代の正論だと思いますよ、一つの。
これ、逆に反対というかですね。
17番の風祭さん、年齢が80歳ということで。反対」
風祭 實さん(御隠居、80)「反対!さきほど出た“70歳で免許剥奪”には反対です!」
坂上「なぜでしょうか?」
風祭さん「自分も今 車に乗っております。何も支障なく」
坂上「本当に絶対無いですか?」
風祭さん「交通事故も絶対無いように自分で心がけて。」
運送業の30歳男性は“今はまだ大丈夫”と思ってらっしゃるだけで、下手したら明日事故起こす可能性もある”と指摘。
八木彩香(Web編集者、25)「だいたいその自主返納とか“危なくなった”と自覚がある人はたぶん事故を起こさないんですよ。
だいたい起こす人は“自分は大丈夫だ”みたいな。“自分は絶対大丈夫だ”ってのがあって。
例えば運動会でケガするお父さんとかも、だいたい昔 体育会系で“俺はまだまだ出来るぞ”みたいな人で。
結果、自分の範疇を超えて事故が起きてるので、それと同じだと思う」
綾部「走ってアキレス腱切るパターンですもんね、お父さんがね」
坂上「風祭さん自身は、80歳で全然問題ないと仰ってますけど。
反射神経とかっていうのは若い頃と比べて圧倒的に衰えてますよね?」
風祭さん「反射神経は確かに講習行きますね。反射神経のテストやりますね。
あれは少しは落ちてます」
坂上「そのテスト自身がさきほど緩いって仰ったじゃないですか?」
風祭さん「は?」
坂上「テスト自身が。聞き取れないとダメですよ」
吉田「セーフ!セーフ!」
YOU「ギリギリセーフです」
アメリカ人の男性は、カリフォルニア州で家族や知人が州運輸車両局に報告すると、再検査が行われ免許が取り消しになる場合もある制度を提案。
デヴィ「あんまり大目に見るような検査じゃダメよね」
坂上「今の検査って気を遣ってるですよ。まだ高齢者の方々に。
まだ緩いんだよね」
川田裕美(33)「日本で今、実際に行っている高齢者講習なんですけれども。
75歳以上の方が受ける検査で認知症の疑いがあるかどうか。
これをする検査があるんですが、その予備検査の項目がこちらです。
・今年は何年ですか?
・今月は何月ですか?
・今日は何日ですか?など」
綾部「これが分かってるから試験日に来れてるわけですからね。
教習所に夜中に行っちゃってる人はアウト!ということですよね」
※認知機能の予備検査の成績が悪くても、1年以内で一定の違反歴がなければ免許が更新できる。(来年3月に改正道路交通法が続行予定)
ここで、高齢者講習の恐怖の実態が。
三輪幸子さん(主婦、74)「教習所に高齢者の研修に行ったんですよ。
そしたら教官が、ある年寄りの方に“年いくつですか?”って言ったら“分かんねえなぁ”って言ったわけ。
それで、ええ!?と思ったら視野検査の説明をしてるのに、その視野検査の意味も分からない。
そして今度は実技になったらば、クランクは乗り上げるは、それからS字も乗り上げる。
“車庫入れやって下さい”って言ったら車庫入れ出来ないんですよ。
それで私は教官に聞いたんですね。
“ここの教習所ではどの程度の権力があるのか?”と。
そうしたら“ただ、研修を終えましたという証明を出します。そのまま警察に持っていってください”
これじゃあね・・・」
坂上「その程度でも没収されないでしょ?」
三輪さん「だからそこなんです」
坂上「11番の佐川さん」
佐川眞勝さん(御隠居、81)「更新で教習所行きます。
いろんなテストして受けて終わりますと、試験官の方が“え~正規に審査したら皆さん落ちてます。
今後 気をつけて運転してくださいよ”って言って、OKになっちゃうんですね。
そこが一番の問題だと思うんですね」
坂上「要は意味が無いんでしょ?」
佐川さん「はい。仰る通りで毎回更新の時に、最初と同じような試験。
手を抜かないで、そういう試験をやるべきだと思うんですね。
線引きもしなくて済むし、“ウチは田舎だから”ってセーフにしなくても済むし」
坂上「これだから1年 3年っていう期間の問題もあれば、やっぱ厳しさですよね」
高齢者講習の恐怖を実際に目撃した体験談は日常茶飯事だろう。
(放送開始から13分後まで)