
【放送日時】
2017/2/12
【TV局】
フジテレビ系
【番組】
ワイドナショー
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
バカリズム(41)
長嶋一茂(51)
ヒロミ(52)
松本人志(53)
東野幸治(49)
秋元優里(フジテレビアナウンサー、33)
【発言内容】
(放送開始から29分後)
twitterのつぶやき数などの集計を中心とし、 テレビ界のトピックスをリアルタイムに分析する“視聴熱”が話題になっている。
ザ・テレビジョンがテレビ番組の人気を計る新指標として、独自調査をしているというものである。
東野「バカリズムさん、どうなんですか?脚本を書きますけど視聴率とか気にするんですか?」
バカリズム「そうですね、毎回OA後に僕のところにプロデューサーから視聴率送られてきたり」
東野「脚本家のバカリズムさんの」
バカリズム「場合は。これ 視聴熱って、視聴率と合わせて参考にするのは良いと思うんですけど。
“アカウント数=人数”じゃないんですよ。
要は1人で何個もアカウント持てるし」
東野「主役のタレントに熱狂的なファンがいたら」
バカリズム「いたらいくらでも、だいたい結構皆さん(アカウントを)だいたい何個か持ってたりするんですよ。
作ろうと思えばたくさん作れたりするから。
あんまり取り上げるようなっちゃうと、ちょっと偏りが出てくるし。
多少は調整できちゃうものなので」
長嶋「組織票的なものがあるってこと」
バカリズム「できちゃうので」
長嶋「あ、そうなんだ」
東野「なんとなくテレビっていうのはスポンサーがいてて。スポンサーの商品を買ってもらうために若い人に見てもらうってことでいうと。
こういうふうなSNSであったりとか、追っかけ再生やないけど、見てる人は前のめりになってるような気はするんですけどね」
バカリズム「これを若い人が知っちゃうと、自分が好きな番組・好きなタレントのためにたくさんつぶやこうとかなっちゃうんですね」
東野「数字のほうの“ホントか?”っていう」
バカリズム「1人の熱がやたら熱いとかも影響しちゃうんで。なかなか難しいですね」
東野「そこを脚本家で視聴率がくるとあんまり気にしないですか?一応気にする」
バカリズム「良いときは気にするけど、悪いときは気にしない」
東野「気にしないっていう。
ヒロミさん、いかがですか?視聴熱でございますけど」
ヒロミ「まぁでもだからそういったように意志でできちゃう部分もあるから。
言わないでズーッとこれやってて、なんとなく裏でね。こうしてたら」
バカリズム「こっそりやればいい」
ヒロミ「こっそりやってたら、まぁまぁある程度ちょっと誤差はあるだろうけど。
なんとなくこう・・・“あ、こういうのが興味あるんだ”っていうのは分かるような気がするけどね」
東野「あと最近のネットニュースっていう問題もあって。松本さん、ドラマが毎回毎回視聴率がネットニュースで出てきて数字が悪いとか。
どんどん下がってるとかいうネガティブなニュースがどんどん出てきたら、役者の人も出るのがちょっと嫌に・・・」
松本「まぁテンションも下がるし、どんどん悪循環なってくることもあるよね」
東野「この番組で何度かしゃべってますけれども、やっぱり数字以外の指標とか」
松本「指標は1個でも多いほうがいいとは思いますけどね。そのうちのもう1個も、もし俺が付け加えるとすれば“ボリューム”っていうのも1個加えて欲しいですね。
ほとんど音消してるだけの人もいますからね。
“ボリューム視聴”?何て言うんだろうね、これね。
聴衆率みたいになってくるのか?」
秋元「大きい音で聞いてるほうが」
松本「ちゃんとね、見てない人いるんですよね」
東野「この番組でも仰ってましたけど、サウナで“ザ!鉄腕!DASH!!”(日本テレビ系)やってたでしょ?」
松本「“鉄腕!DASH!!”をね、こうやっててサウナのテレビでオッサン20人ぐらいひな壇みたいな所に座ってましたよ。
誰1人 表情変えてない」
バカリズム「真剣に見てた。真剣に見てたんです」
東野「あれは音ないじゃないですか」
長嶋「音は消してる。暑いから、暑いからもう。生死の境をずっとこう彷徨ってる。死んじゃうんだよ、オッサンたち」
東野「でも本当にテレビ見たくて。声って気になるから」
松本「声って本当は気になるはずなんですよ」
東野「そういう意味でいうとボリュームという数値化ってとこが。
それが全てじゃないけど」
松本「もちろん、もちろん」
秋元「色々あるほうがいいですよね」
長嶋「これは絶対あったほうがいいですよ。僕、昔フジテレビが20年弱前なんですけど“シベリア対岸を追え”というドキュメンタリーをカンテレ(関西テレビ)制作なんですけども。
スポーツの人間が作ったんですよ。素晴らしいドキュメンタリーだったの」
松本「面白かったんや」
長嶋「面白かったんですよ。もうシベリア対岸がでっかくて。とにかく生態系だからロシアにいる兵士とか食べちゃったりするんですよ。
その残骸とか生々しく見てて。
あれは本当に良かった。
すごくお金使ったらしいんです。
で、“またやってよ”って言ったら“もう僕 クビになりました”って。
クビというか異動になっちゃったんですよ。
なんでかというと、お金をたくさん使いすぎて数字全然取れなかったんですよね」
松本「飛ばされちゃったの?」
長嶋「飛ばされちゃったの。だから、こういうのがあると、これは視聴率とは違ってクオリティーの部分じゃないですか。
何が言いたいかというと、クオリティーは高いけども数字が取れないというのは松本さん、実際あるんじゃないですか?」
松本「ごめんなさい。聞いてなかった」
東野「しっかり聞いてたでしょ」
バカリズム「クオリティーの判断を」
東野「それはその」
長嶋「今ね、途中で松本さん、船漕ぎ出したんだよ。絶対聞いてないと思ってね」
東野「フォローするわけじゃないですけど、僕もそうなんですけど、めちゃめちゃおもろいなと思って。
“めっちゃこのテレビおもろい”と思って」
長嶋「あるでしょ?」
東野「そのうち聞いたらめっちゃ悪いんですよ、だいたい」
ヒロミ「だいたい俺らが面白いと思う(番組)の結構そういうのが」
東野「結構悪いんですよ」
ヒロミ「これがガッカリするんだよね」
長嶋「その指標もあったほうがいいんじゃないですか」
東野「いや、分かんない。世の中の事と合わないんじゃないですか」
ヒロミ「だから本当にこれがズレなのかな?」
東野「どうなんですか、バカリズムさんとかは自分で例えばテレビの中で天下取ってとか、頭張ってやっていこうみたいな気持ちは感じられないんですよ」
バカリズム「そうですね。ないですね」
東野「それ、ないの?」
バカリズム「自分が好きなように仕事できて生活できれば。
そんなにないですね。
ゴールデンでメインで司会やってとかいうのは、もちろんお仕事が来れば、やることはやらしてもらいますけど。
“これは絶対やりたい”ということでもない」
松本「メインで司会、こんなできる人間ってだいたい何人か挙げていくと、全員残忍だよね。残忍な人間」
バカリズム「残忍じゃないとできないですよね」
東野「松本さん絶対にここ(司会)できませんもん。優しいから。全員の話を聞くから」
松本「いつまで経ってもダラダラ終わらないよね。ヒロミも無理やと思うなぁ、やっぱり優しいねん、言うたって」
ヒロミ「俺も無理だよね、無理無理」
東野「あ、そう」
松本「残忍ではないね。もう(東野は)残忍やんか」
秋元「バサッてやりますよね」
ヒロミ「おまえ、心ねぇからな」
松本「心ねぇから」
ヒロミ「ないからな」
東野「全然、熱のない話になってきましたね」
ヒロミ「ある意味、熱あるわ」
東野「視聴熱。タイプによって。
別にそうではないんだ、タイプ的に」
バカリズム「昔だったら、例えばゴールデンでコント番組できたりだとか、好きなようにできたりというイメージだったんですけど。
今そういう感じでもなくて、好きなことやろうと思うとまた別の場所で。深夜だったり。
僕は自分がやりたいなと思うこととか、作品を発表することはできてるんで、そこで見てもらえればっていう。
そっからたぶん変わっていくの。司会者になりたいかどうかの問題だけだと思うんですよ」
東野「なるほどね」
バカリズム「普通に司会者になることが成功な人はゴールデンでどんどんやっていくと思うし。
そこが最終的なゴールじゃない人はまた」
東野「自分の中の居場所を見つけるという。テレビの中で」
バカリズム「時代になってる気がしますね」
視聴者の流れは変わった!
(放送開始から36分後まで)