
【放送日時】
2017/04/07
【【TV局】
日本テレビ系
【番組】
「another sky」
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
加藤綾子(31)、今田耕司(50)、
【発言内容】
加藤綾子がアナザースカイとして、スイスへ。スイスで、フジテレビに入社直後、「写真流出事件」(ヤンキー時代やホストの彼氏とのキス写真など)によってアナウンサーを辞めようと思っていたという心境を振り返った。
(放送開始から13分後)
9年前、フジテレビ入社後すぐにスポットライトを浴びた。
2008年10月 冠番組「カトパン」当時23歳のVTR
しかし、いいことばかりじゃなかった。
加藤「10月から番組を担当するってなるタイミングで、週刊誌とかに、昔の事ととかいろいろ出たりして、昔のそういうちょっと派手な格好していたこととか出たときに、表に出るって言うのはこういうことなんだっていうのを、両親は凄くまじめな人だったのに。
私が学校も音楽大学の付属の高校だったので、案外その拘束が無いというか。そういう格好をしていたことに対して、凄くやっぱりいろいろなことを言われた部分もあって、でもなんかそれが自分だけだったら、自分が好きでやってたからって思えるんですけど、親も分かるし、その時はだから一番辞めたい、それきっかけに」
加藤「私だけだったらいいけど、両親のそのしつけというか、とか言われてしまったらどうしようとか。そういうことを気にし始めたらもうやっぱりちょっと、~いや、やだな~って」
今田「そうか」
家族に迷惑をかけるくらいなら
アナウンサーを辞めようとまで思った
加藤「その時によくよくこう考えてみたら、今もうもしここで辞めたら、~ああ、いたよね。入ってきてすぐ辞めた子いたよね~っていうその名前の印象で終わるなと思って。
でも、ここから頑張ればいくらでも印象というか、変えられるなと思ったんですよ」
逃げずにやり通せば運命は変えられる。周囲の目も、そして自分の生き方も変えられる
加藤「例えば、ピアノもずっと小さい時からやってきて、音大まで行って、でもそのときってホントに全力で頑張ったかって言われると、そうじゃない自分の方が強かったなって。
そこで努力できなかった自分っていうのがいて、そういうのを止めようって思ったんですよ。
それでダメだったとしても、全力で一回こう、一回ぐらいホントに一生懸命私はやりましたって言えるものが欲しくて」
何事にも全力で取り組めない、本気になれない自分が嫌だった
8年前、悩みとコンプレックスを両手いっぱいに抱え、スイスを訪れた
そこで目に飛び込んできたのは、見たこののない絶景。天を衝く雄大な山々が教えてくれた
自分にはまだ見ぬ景色が沢山ある
加藤「普段も両親に~何々がしたい~とか言わないんで、お仕事の話とか、自分のこう思ってるようなことが言えたのは、ホントにあの時が初めてだったんじゃないかな。
また頑張りたいって言うような仕事に対する前向きな姿勢になってるっていうのは、両親はそれまでずっと、~辞めたい辞めたい~って言葉ばっかりだったと思うので。
そういう決意って言うか、一番大きな自分の変わり目というか、新たなスタートを切る時に背中を押してくれる場所っていう感じがするんですよね」
スイスを訪れ潮目が変わった。帰国後新番組のアシスタントに抜擢。あの大物MCが新たな魅力を引き出してくれた
加藤「明石家さんまさんと一緒に番組をさせて頂くようになって、ある時、~好きなタイプはどういう人?~って言われて、~優しい人ですね~みたいなこと言ったら、~なんやねんカッコつけやがって、つまんないな!~みたいなことおっしゃって。
確かになんかカッコつけてるなと思って、そこでハッってなったんですよね。で、そこからは、~もうマッチョがイイです~とか。笑
場面場面で求められるものがどういうものなのかっていうのもあると思うんですけど、そうやって振って頂いてっていうときだったら、ちょっとはみ出すぐらいの方がいいのかなって思いましたし」
飾らず繕わず己をさらけ出す。開き直り何もかもぶっちゃけたら、仕事がいっぺんに楽しくなった
加藤「それまでの自分は何かこう、ちょっと傷つくのが怖いとか、悩むのが嫌だとか、そういう気持ちが先行して挑戦しなかったりとか。
アナウンサーって言うお仕事だけは入り込めましたし、ハマったもの」
スイスでスタートを切り早8年。気づけば時代を代表する女性アナウンサーになっていた
(放送開始から19分後)