
【放送日時】
2016/6/2
【TV局】
テレビ東京系
【番組】
ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
アジャ・コング(45)
河本準一(41)
名倉潤(47)
【発言内容】
(放送開始から14分後)
アジャ・コングは米軍立川基地に務めるアフリカ系アメリカ人の父と日本人の母のハーフ。
アジャ・コング「5歳の時に父親が帰国命令が出てアメリカに帰ってしまったので、そこから完全に母親と2人になりまして」
河本「そうなんですね」
アジャ・コング「『何でお前ん家お父さん居ないの?』って(周りに言われて)」
河本「もうそこからか。そこから言われるわけだ」
父親は本国にも家族が居た為、2度と戻ってくることはなく、母子家庭になってからイジメが始まったが、更に
アジャ・コング「今でこそハーフタレントってものすごいなんかこう」
河本「重宝されてね 色々こう出てきてますけど」
アジャ・コング「本当に生まれる時代を間違えたなと思うんですけど、その頃ハーフなんて見たことも無いじゃないですか」
名倉「その世代は無い」
アジャ・コング「ハーフだということで、人と違うというので」
河本「物珍しさもあるし」
アジャ・コング「肌の色も違う 髪の毛も天然パーマでとかっていうので。色々やいのやいの言われる。
今で言うイジメですね。
見たこと無いわけですよ、ハーフを」
名倉「なるほど。キツイね」
アジャ・コング「だから完全に宇宙人が来た感覚ですよね。その頃40人くらいのクラスだったので 1対39人になると」
河本「イジメだから やっぱり見たこと無い人バーサス(クラス全員)」
アジャ・コング「そうなんですよ。全員一致団結するんです そういう時に」
河本「わ~キツイな~もう」
アジャ・コング「みんなに取り囲まれてワーッていっぺんに来られるんで、どうしていいか分からなくなる。
そうすると先生に『それは話し合いで解決しましょう』と言われる。
先生にも理解してもらえないしっていう。
ただ居るだけでそんな色々言われても『だって こうなりたくてなったわけじゃないもん』ってなっちゃうので」
名倉「つらいね~友達もおらんと学校に行くのね」
小学5年まで耐えたイジメもついに限界が。
アジャ・コング「もういよいよダメだと思って母親に『こんなんだったら産んでくれなきゃ良かったのに』って言ってしまったら、母親がいきなり立ち上がって。
何かな?と思ったら・・・。
台所に行って包丁持って来て 喉に包丁を刺されて。
『産んでくれって頼まれてないから 勝手に産んだんだから。殺すのも勝手だから アンタを殺してお母さんも死ねばいいでしょ?』
泣いたところって見たこと無いです。初めて泣く姿を見た時にしまった!と思ったんですよ。言っちゃいけないことを言ったなと思って。
そしたら その包丁を落として 母親が初めて家を出て行っちゃって。これはもうどうしようと思って。
しばらくして帰って来て話し合って『2度とその言葉だけは言わないよ』って約束はしたんですけど」
中学校に進学してもイジメは続いたが、当時爆発的人気を誇ったクラッシュギャルズに憧れ、15歳の時に全日本女子プロレスに入団。
オーディションに合格し、テレビで有名になった翌日、態度を変えた同級生らに対し「バカじゃねぇのお前 ざまあみろ!」とトイレで叫んだという。
プロレスラーになり、イジメから解放されたかに見えたがそうではないようだ。
アジャ・コング「デビューをして3ヶ月くらいしたら、会社に呼ばれて。何かな?と思ったら『お前 今日から極悪(同盟)な』って言われて」
河本「え?そんな感じですか」
アジャ・コング「うん『え!?』って言ったら『お前 今日からダンプ(松本)の所に行け』って。
『何でですか?』って言ったら『だってお前は黒人だろ?日本人嫌いだろ?日本人憎めよ。だからお前は日本人の敵だよ』って言われて。
その瞬間に ここでも そう言われんの?っていう」
名倉「ってなるよね この世界に逃げられたのに」
アジャ・コング「そこなの。『お前それで採ったんだよ』って会社に言われたんで」
河本「そこは はっきり言ったんですか 会社も」
ヒールレスラーとして活躍する傍ら、メイク無しで主演の映画「老獄」では介護施設で働く看護師役を演じている。
(放送開始から19分後まで)