45歳の年齢差、加藤茶夫婦、さんま御殿で妻の不満炸裂

6月30日に放送されたバラエティ番組『さんま御殿』（日テレ系）に、45歳の年齢差結婚をした、加藤茶夫妻がゲスト出演した。

7月1日に還暦を迎えるさんまが、『芸能人夫婦、不満爆発喧嘩祭』という内容で、百戦錬磨の芸能人夫婦を相手に、軽快なトークを披露した。

その中でも、特に興味を持ったのが、45歳という年齢差を、どのように埋めているのかという加藤夫妻のエピソードであった。加藤茶は72歳だそうで、去年、特に体調が悪かったらしく「ものを言われても、何を言われてるのか分からなかった」そうだ。そんな加藤を献身的に支えたのは、45歳年下の妻であった。

それは、加藤に「こんな出来た女房はいない」と言わしめるほど。料理も上手だそうで、美味しかったら美味しいと褒めるらしい。「こんな美味いもの食った事がない」と、番組当初から、べた褒め状態。

しかし、そんな仲良し夫婦にも、直して欲しい所があるそうで、最初のテーマ『夫・妻に、これだけは直して欲しいと思ってる事』では、加藤は「俺はもう、絶対直んないから」と言っていた。その為、年齢の若い妻に対する不満が出てくるのかと思いきや、出てくる不満は妻ばかりだった。

最初の不満は「凄く寝るんですよ。家で寝るのは良いんですけど、二人でディズニーランドに行って乗り物に乗って、動き出してガタガタ・・って言い出したとたんに寝るんです」と余りの寝入りっぷりに愕然とする事もあるそう。

また、「セリーヌディオンのコンサートのチケットを取って一緒に観に行ったんだけど、オープニング始まって1曲目の途中で寝ちゃったんです」と加藤が、どこに連れて行っても寝てしまうという不満を述べた。

さんまは「疲れてはるんやから、連れ回すのやめなはれ」と、年齢差があるから仕方ないという事を言ったのだが、一緒に楽しみたい妻にとっては寂しいものなのだろう。

最近では、左とん平を誘って、3人で良く食事に行ったりするそう。左とん平は77歳。加藤茶は72歳。その中に27歳の妻が入って話してるというのを聞いて、さんまは「奥さん、ご苦労様です」と頭を下げた。

左とん平も、すぐ寝てしまうそうで、それ以前には、その仲間に小野ヤスシも居たという。その人達には、さんまも一度ゴルフに誘われたらしいが、「仕事」と嘘をついて断った事があるらしい。

そのくらいの年齢の人達が集まると、病気の話や薬のはなししかしないらしいが「話しやすい」「楽しい」と答える妻に、さんまも感服しながら「偉いなぁ」と言っていた。

しかし、やはり、ディズニーランドは、さんまもきついと思ったのか「引き回しの刑やで」と妻に言ったのだが、加藤が「行きたいけど、一人じゃ行けないからね」と妻をかばうように、自分も行きたいから行くという姿勢を示した。

しかし、行けば行ったで「写真を撮ってとか言われて観ることが出来ない」という不満も。さんまもIMALUを連れて行った時、変装はしてるものの、すぐバレてしまうらしく、IMALUに「笑わないで！喋らないで！」と言われたそうで、「楽しくない」と有名人ならではの寂しさを、加藤と共感していた。

また、芸人夫達の、モラハラとも取れる発言を妻にする事について聞かれた加藤の妻は「いつも寝てるので何にも言ってこない」と、寝過ぎる夫への不満が、そちらでは功を奏していることを明かした。

2つめのテーマでは『最近感じる、夫婦間のちょっとしたズレ』。ここでも、「前は、普通に歩けたんですけど、この頃遅過ぎて・・」という加藤の妻の不満が。

「俺に付いてこいって言うんですけど遅すぎて」という妻に、さんまが、「年齢も年齢やからね」と答えると「だから、最近は自転車の前かごに」と爆弾発言。さんまは「それはやめたげて」と座り込んで懇願した。

もちろん、ママチャリみたいな自転車の前かごに、加藤茶を乗せてる訳ではなく、自転車の前にリアカーみたいなのが付いていて、そこに加藤が座っているのだが、そうされてる加藤を不憫に思ったのか、さんまは「あなたは加藤茶を分かってない」と妻に加藤のすごさを教えた。

しかし、加藤は、その状態を楽しんでいるようで「皆、指さしてアハハハって。受けてるんだと思って」と妻がしてくれる事に、逆に感謝しているようだ。

年齢差を感じる事も多々あるようだが、それさえも夫婦で楽しみに変えてる様が見て取れて、不満爆発喧嘩祭というタイトルの番組だったが、終始、2人の仲むつまじさを感じる放送であった。