
7月2日に放送された、ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』に加藤茶夫妻が出演した。『もしも知らない所で夫が借金の保証人になっていたら妻は…怒る?怒らない?』という内容のモニタリング。
加藤茶が、友人の借金の連帯保証人になったが逃げられてしまい、その借金1億円を被らなければいけなくなってしまったというのを、妻の綾菜さんに打ち明けて、綾菜さんが怒るか怒らないかをモニタリングするというものだった。
最初は半信半疑だった綾菜さんも、加藤から見せられた借用書を見せられ、やっと事態を飲み込み、信用したようだ。その借用書も、綾菜さんをだますのに緊張したのか、サインが震えていた為に、余計にリアリティが増した模様。
「前も、1億円だまされて、3月に返済が終わったばかりじゃん。今度、こんな事あったら、相談するって約束したでしょう?」と、驚きのエピソードも。
最初こそ、足を踏みならしたり、腕を組んでため息をついたりして苛々している様子の綾菜さんだったが、注意されて、小学生みたいに小さくなって下を向いたまま「どうしよう」という加藤に、決心を固めたのか「過ぎた事はしょうが無い。また1から始めたら良いし」と励ます綾菜さん。
「なるようになるんだって。家売って、私も貯金有るし、それを足して返せば良いよ」と”男前?”ぶりを発揮した。「家はあーたんに残したかったんだよ。」と加藤が言うと「いらんし。自分でやっていけるし」と熱い思いを語った。
しかし、そこで加藤が、少し席を外すと、涙ぐむ綾菜さん。何と言っても、加藤は72歳。27歳の自分が、どこまで出来るのかという不安が一気に押し寄せてきたのだろう。
しかし、暫くして戻って来た加藤が「あーたん、別れようか?」と言った途端、「はぁ?」と怒りモードに。「あーたんに迷惑を掛けたくないし」という加藤の言葉を「それはないな!」と一蹴。
「俺が死んだら、あーたんが1人で背負わないとダメなんだよ」という加藤に「しょうが無いじゃん。だまされたんだから。1人になったら、ご飯作れんじゃろ?綾も、ちーたんと離れられない。ずっと一緒におるって誓ったやろ?大丈夫!守ってあげるけん!」と力強い言葉を加藤に投げかけた。
終いには、何も言わずに加藤を抱き寄せた。そして「中々やるよな。普通72で1億も借金せんだろ?その度胸は認めるよ」と言われてる加藤は、まるで母に諭されている子供のように見えた。
しかし、そこで調子に乗った加藤が「あーちゃんも一緒に仕事するとして、夫婦2人でやれるギャグ有るかな?」と聞くと「それを聞く?志村さんに聞いて」と断固拒否した。「2人で”ぺっ”するか?」と促すと「絶対スベるじゃん!」と答えた綾菜さんは、やっと少し笑顔が浮かんだ。
そこで『モニタリング』と聞かされた綾菜さんは、最後に加藤と2人で”ぺっ”をしてくれて、このコーナーは終わった。世間では、色々言われている夫婦だが、どんな苦労も厭わないという本物の夫婦愛の一面を見せてもらえた放送であった。