
【放送日時】
2016/8/28
【TV局】
テレビ朝日系
【番組】
関ジャム 完全燃SHOW
【カテゴリ】
発言・失言
【発言者】
東山紀之(49)
村上信五(34)
後藤輝基(42)
古田新太(50)
西寺郷太(42)
堀田茜(23)
杉本哲太(51)
【発言内容】
ナレーション:ゲストは少年隊、東山紀之。アクロバティックなパフォーマンスと、キレのあるダンスで、歌って踊れるアイドルのパイオニア的存在。そんな東山が最も影響を受けたアーティスト、それが、キングオブポップ、マイケル・ジャクソン。兄弟グループ、ジャクソン5のメインボーカルとして、史上最年少で全米1位に。大人になってからはスリラーで世界一の売り上げ。全作品の総売上は10億枚以上と言われ、人類史上最も成功したエンターテイナーとも言われる。実は東山、マイケルのビデオをジャニーズの合宿所で見て衝撃を受けたという。
東山:あれがなかったら踊りやってないですね。ファーストインパクトがとにかくすごかった。
ナレーション:以来、長年に渡りマイケルを研究。その熱はマイケルにも伝わり、何度も対面を果たす。そこで今夜は、東山ならではの、マイケル・ジャクソンのすごさを徹底解説。
東山:マイケルが何にこうインスパイアされたのかなって、先人のものを本当によくこう洗練したかたちで真似してるよね。
ナレーション:さらに、あのムーンウォークを進化させた超絶ダンスの存在から、失神者続出、伝説のライブの裏まで。東山全面監修で、新たなマイケルをおしえてもらいます。
東山:今日はなんかあの、マイケル・ジャクソンとして呼ばれた感じがするんで。
村上:いやもう、そうですよ。衣装もそうですし。
東山:今日はちょっと、頑張ります。
村上:今日は東さんがマイケルについてよく解説してくださるということで。
東山:マイケルをしゃべれるのは嬉しいですよやっぱり。
村上:後藤さん、マイケルは?
後藤:なんやん、めちゃめちゃ好きやがな。めちゃめちゃ知識があるわけではないですけど、あのロス行ったときもあのスリラーの壁の前で写真撮りましたからね。スリラーハウス行って写真撮ったりとか、マイケルが眠ってるところに行ったりとか。
村上:あー、だからあの、観光ですよね。
後藤:えー、まぁサイトシーイングはサイトシーイング。
ナレーション:今回は、マイケルにあまり詳しくない堀田と、マイケル作品のライナーノーツを多数執筆する西寺も解説として参加。というわけで、東山全面監修のテーマが、こちら。まずは、マイケルのパフォーマンスの裏にあったこんな一面。
村上:目の前で見ちゃいました、コンサート後にホテルでダンス特訓。
東山:終わってから僕あの、Badツアーっていうのがあって、前の日にグラミー賞、マイケルのパフォーマンスやって、次の日にマディソン・スクエア・ガーデンでコンサートがあって。僕はまぁ見に行って、で終わってからまぁホテルが同じだったんです。マイケルがこっちで、ジャニさんこっちみたいな。で、ここはつながってるんです。だからまぁ、マイケルが遊びにおいでってことになって、終わってから遊びに行ったの。3時間くらいのコンサートやるの。それ終わった後、訪ねていって、ほんと踊ってるのまだ。踊ってるのを、ジョン・レノンの息子のショーン・レノンがビデオを撮ってる。で、汗びっしょりになって。あのときに僕、この人に会うには自分もストイックにならないといけないって本当に思って。次会ったときに恥ずかしくないようにしなきゃいけないと本当に思って。本当にね、やっぱり一流って凄まじいんだな、その練習量が。
村上:そこの精神的な影響も受けてらっしゃると。
東山:いやもうもうもう、そのときこれもう自分が変わらなきゃいけないと本当に思って。
古田:恥ずかしいところだらけ。
村上:毎日飲むし、たばこ辞めへんし。
古田:全然ストイックじゃない。
東山:どのくらい練習するんですかって聞いたら、その、踊れなくなるまでって。何時間とかじゃなくて。今日はもう踊れないなって思ったときにやめる。
村上:身体が動かなくなったり、集中力がもうこれ以上もたないなってところまで追い込むと。
東山:いや、これはすごいな。
ナレーション:では、当時グラミー賞特番でホテルへ行ったときの映像をどうぞ。
(映像)
東山:このニューヨーク滞在中、マイケルと何度か再会しました。彼とはスイートが隣同士なんで、朝パジャマで会ったり、夜は彼がコンサート終わってから再開したり、僕にとっては楽しい思い出になりました。また日本に来てくれることを祈っています。今回の、グラミーの取材、僕にとっては非常に様々な貴重な体験をさせていただきました。これでちょっぴり大人になって帰れるな、そんなかんじがします。ではまた日本で会いましょう。
村上:21にしては東さんだいぶ仕上がってましたよね。大人の風格が。
後藤:どんな人なんですか、マイケル・ジャクソンっていうのは。
東山:言われているような人じゃないですよ。ごくごく普通。マイケル・ジャクソンとまぁ部屋であって、握手して、で裸足で彼はダンスのレッスンをして。で、ちらっと見たら、あの右側だけ、靴下が裏っ返しになってて。マイケルも逆さに履くんだ。ちょっと感動した覚えがある。
村上:ちょっと天然なとこあるんやマイケルって。
東山:あのね、でもね、ナッツが置いてあった。大量に。たぶんナッツ食べながら練習してるんだろうなって思って。それから僕もナッツいっぱい食べるようになった。
村上:早いな影響受けるのが。
ナレーション:マイケルの代名詞と言えば、ムーンウォーク。実はこれにもストイックな練習で進化の跡が。真横にムーンウォークするサイドウォーク。
安田:これかー。
大倉:そういうことかー。
ナレーション:この動きがムーンウォークの横バージョン、サイドウォーク。進化形その2。回転しながらムーンウォークする、スパイラルウォーク。
大倉:えースパイラルウォークってゆうんやー。めっちゃ沸いてんなー。
錦戸:ほんまやねんなー。
堀田:初めて見た。
ナレーション:これがムーンウォークの回転バージョン、スパイラルウォーク。ちなみに、スパイラルウォークからサイドウォークを一連で披露することも。
堀田:え、すごーい。
村上:いやなるほどな、見たことありますよね。堀田さんもありますか?
堀田:ありました。でもあの回転するなんでしたっけ、スパイラルウォークは見たことなかったです。え、どうなってるんですかねあれって。
東山:これはね、結構ね、身体で表現するのがね、すぐ見た人は難しいと思う。ムーンウォークってことはそこに重力があんまりないってことだから、スパイラルの場合は、体重がまずこうやって動くんだよね。それでこう胸がつくじゃん。で、首がついて足はこうやって。こうやって。
ナレーション:頭の高さや、移動速度を一定にすることで、浮遊感が増すそうだが、マイケルのクオリティにするのは至難の技だそう。
村上:マイケルおったで。
東山:こういうことだから。彼におしえたジェフリーっていうね、ダンサーがいるんだけど、彼にこれはおしえてもらって。東、こうやってこうやってこうやってやるんだよって、全部こうやってね。ムーンウォークも最初はあの、マルセル・マルソーっていうねパントマイマーがいて、その人が傘っていうナンバーがあって、傘さしてこうやって、嵐がきてこうやってってなるやつなんだけど、それからやっぱり子供たちが真似して、それを見たマイケルが、より洗練させると。
村上:それをダンスに取り入れたと。
大倉:ルーツがあるんや。
東山:壁とかでよくやるじゃんこうやって。
村上;やります。
東山:やるじゃんこうやってね。
村上:今日めっちゃやってくれますね。でもやっぱそこにルーツがあると。パントマイムであったりだとか。
東山:そうだね。
後藤:ジャニーズは皆こういうの練習するんじゃないの関ジャニも。
渋谷:いやー。
後藤:やらなかった!?
大倉:やらなかったタイプですね。
東山:関ジャニもね、ダンスレッスンはした方が良いよ。
安田:そうですか。
東山:うん。
大倉:やってないなー。
東山:踊れなくなるまで練習した方がいい。
錦戸:でも、すぐ疲れるのは疲れますよね。
村上:昴くんは20分踊ったらオーバーワークになりますから。
渋谷;ツーエイト。
ナレーション:続いては、マイケルのダンスを支える裏方にまつわるこんなテーマ。あれは地獄のレッスン。スリラー、Beat Itの振付師は。
東山:あのBeat Itに出てくるマイケル・ピータースっていう方がいるんですけども。
村上:この方が少年隊の振付師。
堀田:すごーい。
東山:それでまぁニューヨークに連れてってもらって、彼のレッスンを受けることになるわけだね。
村上:これが地獄のレッスンっていうことですか。
東山:そう。そういう意味では、本当にあの英才教育というかね、きちっと受けさせてもらってるんで。
村上:じゃあ、その時代があるからやっぱ基礎が全然違うんすね。
東山:同じくらいやっぱりレッスンきちっとやってるしね。それはだって、マイケル振り付けしてくれた人がさ、僕ら振り付けしてくれるっていうね、夢のようだよ。スリラーやった人だぜおいって。
西寺:そのマイケル・ピータースってあの、Beat Itの敵役のボスの二人のうちの一人ですから。だから振付師でありながら、ビデオに出てくるあの人ってかんじなんで。
村上:これVTRがございます。
ナレーション:東山がレッスンを受けたマイケル・ピータースがこちら。
東山:こっちがマイケル・ピータースで、こっちがビンセントっていって、スムースクリミナルとか振り付けした人。みんなキレキレ。
堀田:かっこいい。
ナレーション:では、マイケル・ピータースが少年隊にレッスンする当時の映像をどうぞ。
錦戸:そんなとこにおった、こわー。
堀田:なになに。
ナレーション:激しいレッスンに、さすがの東山もバテ気味。マイケルの振付師から一流の厳しさを教わっていた東山だった。
村上:うわー、ちょっと。
東山:向こうはでも契約だから、12時から始まって8時までの契約だと、 1時間のうち5分くらいしか休みがないから、それでずっと8時間ずっとやる。
堀田:8時間?
安田:トータル40分しか休憩ないんじゃ。
東山:そうだね。ずっとそのかんだから、生音なのよ。ドラムとピアノで。いろんなフレーズフレーズをこうやって、練習するんだけど、後で曲にあてはめる。この曲には、こないだやったレッスンのものがあるでしょ。それをこうやって組み合わせていく。そうすると一つのかたちになってときに、なるほどって。
後藤:さすがに永遠あれちょっと途中でサボったろうみたいなかんじはなかったんすか?
東山:うん、特に向こうの人はそういう意味では厳しいですね。〜〜しておける最中は絶対なんで。これは自分もそうしないと恥ずかしいなと思うようになりましたね。
村上:これはストイックだ。古田さん、でも昔はやられてたんじゃないですか、厳しい稽古みたいのを。
古田:レッスンは、やっぱマイケルとか、僕らも少年隊のパロディとかずっとやってたから。
村上:舞台でやるときの。
古田:そうそうそう。でもそれやろうと思ったら、これだけやってる人たちの真似だから、相当練習しなきゃいけない。
村上:そうか。中途半端な真似やったらね、お客さんに馬鹿にされますし
古田:そうそう、それで笑ってもらおうと思ったら、ある程度ちゃんとやっとかないと。若いときやってたけど、僕はほら、マイケル・ジャクソンにもピータースにも会ったことないから、そんなにストイックにはなれない。
村上:やっぱり直に触れるというのは。僕らはすみません、もう本当に先輩方があれだけ汗流されてレッスンされてたんだっていうのを、映像で見たのは初めてですね。
後藤:あそこまでやってないの?
村上:お恥ずかしい。
錦戸:いかに次の日のリハを、明日飛ばそうや。
後藤:あかんあかんもう。
村上:ちょっと無法地帯やったんすよ大阪は。
後藤:ちゃうなーちょっと。
ナレーション:すごいマイケルの伝説のシーンが。
西寺:僕はマイケル大好きなんですけど、東山さんみたいに自分で踊るっていうことはしないので、でも実は一番もしかしてすごいんちゃうかなって思うダンス、全然動かないっていう。一番かえって難しいんちゃうかなって。
大倉:ダンスなのに。
ナレーション:全く動かない、ルーマニアでの伝説のパフォーマンスを完全ノーカットでどうぞ。舞台は92年、ルーマニア・ブカレスト。80年代は大統領の独裁政権で国民の生活は監視され、外国との接触は制限されていた。89年に起こったルーマニア革命で、独裁政権は崩壊。国民は手にした自由を謳歌し始めていた。そこへやってきたのが、アメリカのスター、マイケル。まさに民主化の象徴ともいえるこのライブに国民は開演前から熱狂。そして。
安田:めっちゃ止まってる。
大倉:いや不安やわ。
後藤:うーわ、よう耐えれんな。
大倉:すげーわ。
錦戸:すごいな、もつもんなでも。
ナレーション:1分経過も微動だにせず。
大倉:人生でこんな止まったことないわ
錦戸:でもまだ沸いてんもんなー。
堀田:大熱狂だ。
後藤:わかってるは自分のこと。
ナレーション:2分が経過し、ようやく曲がスタート。これを見た観客席からはなんと失神者が続出。まさに伝説のライブ。
村上:ノーカットですからね、今の。
古田:2分も止まってたら2分声出しとかなあかんやん。そら酸欠になるよ。
東山:人心を把握するために、皆が静かになるまで待つ。そうするとみんなの注目が一気にそこにぐっと固まるんで。
村上:すっごいなー。だからそこまでほんとにもう会場の空気、お客さんの呼吸とかをみて、ここだっていうときに最初の首入ってると。
東山:やっぱりね、主役が静かになると、周りも必ず静かになるからね。
村上:お笑いの方やったら絶対に耐えられない間でしょ。
後藤:いや漫才出て行って、無理やて。
村上:フットボールアワーですーって。
後藤:じーっと立って、でも1分20秒超えたあたり一回うけるやろ。
村上:1回やってくださいよ。
渋谷:1回、うわっと。
後藤:1回、うわっとしてくる。