
7月1日、『ホンマでっか!?TV』(フジTV系)に、若かりし頃のさんまを良く知っているというSPゲストとして、さんまの師匠である笑福亭松之助と、若い頃から、さんまを良く叱ってたという桂文枝が登場した。
この日は、さんまの誕生日という事で、2部構成になっており、1部は収録、2部は、さんまの事を良く知っている芸能人達をゲストに招き、生放送という形で放送された。
2人のゲストは大阪での生中継。大平サブローの仕切りの元、エピソードが披露されたのだが、松之助が自由に喋るので、中継中は、殆どサブローはコメント出来無い状態に。
そんな2人が話したエピソードとは・・?まずは、松之助が披露したエピソードは『駆け落ちして、上京後、戻って来てもすみませんと言わない』というものだった。
それに対し、さんまは「もういっぺん弟子入りに行きましたよね?」と大声で反論。しかし、松之助は「言うてません」と返答。覚えてないらしい松之助に「ししょーーーーーー!」と、落胆とも怒りとも取れるような叫び声を上げるさんま。
「俺が駆け落ちした後、あいつは戻ってくるから宜しくと言ってくれたんですよね?」と、師匠と弟子の感動的なエピソードを披露したが「知らん」と素っ気ない返事。
段々ボルテージが上がるさんまが「なんば花月に再度お願いしに行きましたよね?何て言うたか覚えてます?」と聞くと「覚えてない。君の相手になってられへん」と冷たい返事が返ってきた。
余りにも冷たい態度に「分かった。何も言わずについてこいってラーメン屋に行ったんですよ」と落胆しながら、不義理をしたさんまを許してくれた師匠の優しさを、スタジオのゲストに訴えた。しかし、その話にも「何を?」と返事する松之助。
完全に落胆したさんまは「もうええ!行ってない!師匠があのモードに入ったら何を言っても無駄。何も言わずに明日から来いよって・・。こんな良い話を知らんって・・」とショックを受けたようだった。
次は、桂文枝が話したエピソード。『そんなに怒ってないのに、異常に俺に怒られたという』というもの。「普段から、やかましくて、人の言う事聞かないんですよ。移動中、飛行機の中でやかましいさんまを何とかしたいと思って」と飛行機で騒いださんまに優しい声で「静かにしいや」と注意したらしい。
西川のりおと、のりおのギャグである『ツッタカター』をしながら、飛行機の中で騒いだらしい事は認めたさんま。その時、文枝に「こら!!もうちょっと社会人らしくせえ!!!」と怒鳴られた事を、文枝が怒る時に髪をかき上げる真似をしながら告白した。
そんなさんまに「あかんで・・と」と優しく諭したという文枝に対し「文枝師匠の前で嘘を言うと思うか?」と出演者達に、自分が正しい事を訴え、新たなエピソードも。
「小染さんや八方さんの失敗を、全部俺に当たってましたよね?」とさんまに暴露され、文枝は「まあ、当たった事ありましたけどね」と恥ずかしそうに、さんまに怒っていた事を認めた。
若くして芸能界を上り詰めていったさんま。今では『お笑い怪獣』と呼ばれているさんまが、師匠に怒られたり、不義理をしても許してもらったという話は、色んな人に可愛がられ、今の地位を獲得したのだという事が良く分かる話だった。
また、そういう人達に、さんまは礼儀を尽くしてきたのだろう。さんまの周りには、温かい人が集まっているという事に他ならないという事だ。