
戦後、滅びかけていた上方落語を復興したことで知られる人間国宝の落語家、桂米朝さん(89)。今年3月、惜しまれながら亡くなったが、8月16日に開かれた落語会「米朝一門会」は米朝さんを偲ぶ追善興行となった。
一門会には生前に米朝さんと親交があった上方お笑い界から数人のゲストが出演。ゲストの一人だったお笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴ(54)が、米朝さんとキスをした過去を観客の前で明かした。
リンゴは常々米朝さんのことを、落語家としてではなく男性としてカッコイイと人と憧れていたという。米朝さんの孫弟子に当たる桂南光(63)にそのことを伝えたところ、南光が米朝さんを交えての合コンをセッティングした。
合コンの席でリンゴが米朝さんの膝に乗ってキスをしたと南光が暴露し、あわてたリンゴが「酔った勢いだったんです」と釈明する一幕があった。しかし、その後も酒席に呼ばれることが多く、かわいがってもらったと優しい人柄を偲んだ。
さらにリンゴは、米朝さんから相方のモモコと二人に、浴衣用の反物をプレゼントされたエピソードも公開。リンゴは浴衣を作ったが、モモコはブラジャーとパンツを作り大得意で米朝さんの妻の故絹子さんに報告。桂米朝の名前の入った反物を下着にするとは何たる無礼と叱責されたと語り、非礼を謝罪した。